【ちょっといい話】第16話 吉田徹

国際栄養学演習

 

本学、生活環境学部食物栄養学科では、独自の海外研修である「国際栄養学演習」を毎年の夏期休暇を利用して実施しています。この演習は、本学アメリカ分校でもある米国ワシントン州スポーケン市にあるムコガワ・フォート・ライト・インスティチュート(MFWI)に滞在しながら、レギュラープログラムと同じ英語研修を受けるほか、米国の管理栄養士の働く職場を訪問する体験プログラムが含まれていることが最大のウリになっています。

さて、学生が必ず参加するアクティビティの1つに、ワシントン州立大学(WSU)との交流会があります。この交流会では、双方が日本とアメリカの食事を準備するのですが、日本側は、MFWIキャンパス内にある日本文化センターのホールを利用し、毎年日本の伝統的家庭料理を作り、アメリカ人学生と交流を行っています。

国際栄養学実習

交流会には、WSUの学生が大挙して押し寄せるので人数が60名を越え、昼食までの準備がこれまた大変です。簡単な料理と言えども、渡米前にメニューを決め、少量で調理試作し、現地で食材を買い集め(日本食の材料を現地で探すのは結構大変)、当日は早朝からキッチンに入り浸りになります。時間との戦いのなかで、あの調味料がないとか、この蒸し器は使えないとか、コンロが足りないとか、なかなかよくあること。一時はどうなることかと手に汗を握りましたが、今年は何とか肉じゃがをメインとした和食セットが何とか出来上がりました。昨今のアメリカ人の中には、厳格なベジタリアンもいたりするので、最後までハラハラドキドキでしたが、何とか美味しく召し上がってもらえたようです。演習の最後はシアトル2泊3日の研修旅行となりますが、こちらは書けば長くなりますので、また別の機会に譲りたいと思います。