悔いのない一戦。~剣道部 第56回関西女子学生剣道優勝大会~

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情報メディア学科2年生の鯵です。

9月10日に開催された、第56回関西女子学生剣道優勝大会の取材に行ってきました!


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『その懸命なる汗の量と厳しい修練は、

必ずや、諸君らの将来における心の糧となるだろう。

本日は学生らしく、母校の名誉をかけ、公明正大、正々堂々、試合をするように』

 

 

この言葉で始まった今回の大会は、全日本大会へつながる切符を賭けて戦う、年に一度の重要な大会です。また、4年生は今回で引退の可能性もあります。団体戦で戦うため、4年生だけでなく下学年にとっても思いの強い重要な大会になります。

全日本大会出場を目標に稽古を重ねてきた武庫川女子大学剣道部は、いつも以上に気合の入った様子で試合会場へと向かいました。




始まる1回戦。

相手は京都薬科大学です。武庫川女大学の選手たちは好調なスタートを切りました!!

選手たちはそれぞれの得意分野を生かして、試合を展開していきます。

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結果は白星でした!




続く2回戦。

強豪龍谷大学との戦いで、武庫川女大学の選手たちは苦戦を強いられます。

相手選手の打った刀を武庫川女子大学の選手の刀の鍔(つば)で受け止めて押し合う、鍔競り合い(つばせりあい)が続き、スピードのある激しい試合になりました。

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お互いの熱量が激しくぶつかり合う展開で、私は思わず手に汗を握りながら試合を見守りました。


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武庫女子大学の選手は、相手選手の素早い攻撃をかわし、距離感を図ります。

そして、冷静さを保ちながら、相手選手に攻撃を仕掛けていきます。

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緊張した状態が続いた果てに、武庫川女子大学の選手たちは惜しくも、敗退となりました。

スピードのある展開に、素人の私には、何が起こったのか、全く分からなかったです。


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試合の後、武庫川女子大学剣道部の那須先生にお話を伺いました。

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「今回は全日本大会につながる大会だから、今までと比べて特に厳しい試合になったと思う。

剣道について、こんな言葉があるんだ。


"勝つ不思議、負けるべくして負ける"


勝った時はある程度、あれ、勝てた!っていうのがあるんだけど、負けた時は必ず自分に原因がある。

知らない選手と試合をする時、技術面も大切だけど、それよりも自分の心の強さが求められるんだ。

人間がやるからね。例えば構え一つでも、心の動き一つで強さが変化してしまう。

いくら攻めかかっても相手の構えが崩れていないとかわされるし、当たっても有効打突にならない。

そこが難しいところだし、面白いところだよね。心理的駆け引きというか。


心を強くするには、強い相手と稽古を重ねて、自分で自分の心を育てていくしかない。

それはすごく時間がかかることで、難しいんだけれど、最後は自分1人で戦わなくてはいけないから頑張ってほしい」


また、今回の試合を境に、4年生は引退を迎え、武庫川女大学剣道部は新しい世代へと変わっていきます。

那須先生はそのことについても話してくださいました。


「学業と部活を両立させて、限られた時間の中で質の良い練習を重ねる。

学生時代の剣道って、例えば時間的なやりくりであるとか、いろんな面で大切な時期なのかなと思う。

試合での勝ち方とかだけではなくて、例えば精神面だとか、剣道を続けた中に人間としての成長もあると思う。

社会人になっても活躍してほしいな。」



この大会で引退する4年生の選手2人にもお話を聞きました。

安井晴香選手(日本語日本文学科4年生)*******************************

剣道部は最初部員が少なく、指導してくださる先生もいなかったんです。

だけど今は教えてくださる那須先生もいて、部員も出場定員より余るくらいに増えて、とてもうれしいです。

剣道を通じて、那須先生や仲間だけでなく、他大学の方とつながりができました。

私は教員を目指していて、いつか剣道部の顧問になりたいと頑張っています。

私が卒業した後の武庫川女子大学剣道部は後輩たちに、頑張ってもらおうかな。



熊原茜選手(健康・スポーツ科学科4年生)*****************************

今日が学生生活最後の試合でした。

結果は2回戦で負けてしまったけれど、悔いは無いです。

武庫川女大学には剣道のスポーツ推薦などが無いため、剣道を好きな子たちがみんな一般入試で剣道部に入ってきました。

他大学の剣道部とはまた違う良さがあって、4年間とても楽しかったです。

剣道を表現する言葉で『交剣知愛(けんこうちあい)』という言葉があります。

剣道を通じて互いに理解し合い、人間的に向上していくという意味です。

剣を交えると相手を知ることができるので、友だちがいっぱいできました。

私はそんな剣道が好きです。これからも続けていきたいです。

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また、今回出場された剣道部の選手にもお話を聞きました。

皆さんのこれからの抱負を、学年ごとに紹介していきます!!


1年生

*伊藤涼恵選手(心理・社会福祉学科)

自分の苦手やクセを直して、試合に貢献できる選手になるように、日ごろの稽古をしっかりこなしていきたいです。


*内海萌選手(健康・スポーツ科学科)

今日の試合は、自分では動けていたと思うけど、それが結果につながっていなかったです。

これからも、先輩方についていって、稽古していきたいです。

 

2年生

*不破佳奈美選手(心理・社会福祉学科)

今日の試合では日ごろの稽古で注意していたことが発揮できませんでした。

日ごろの稽古をもっと工夫して、試合に挑みます。


*大山清楓選手(健康・スポーツ科学科)

細かいことを挙げたらキリがないんですけど、稽古の時から、もっと勝ちにこだわっていきたいです。

日ごろから勝つことや一本にこだわる稽古を重ねていきます。


*佐藤実加子選手(健康・スポーツ科学科)

今日の試合では、攻めに入るタイミングがうまくつかめなかったです。

どんな相手の時も自分のペースで試合が展開できるよう、稽古していきます。




3年生:

*吉田法子選手(日本語日本文学科)

何やろ...今日の試合で各々の弱点が見えたと思います。

試合をしたことで、初めて分かることがあるんですよ。

私は守りだけでなく攻めもしっかりこなせるように稽古していきたいと思います。


*濱口望愛選手(健康・スポーツ科学科)

一本を取らせないように守りながら戦うことはできるけど、攻めが足りないのが、今のチームの状況なんですよね。

これからの課題だと思います。

また、試合は1対1でやるんですけど、団体でのチームワークというか、もし誰かが一本取られても、自分が一本取り返す。そんな意気込みで頑張っていきたいです。




取材を終えて*********

剣道の審判はOBやOGの方が厳正な精神でされているそうです。

学生たちの一生がかかった大事な勝敗を分ける旗をあげるために、強い修練が必要なんだと、那須先生は話してくださいました。

今回の大会では様々な大学の選手が参加しています。

しかし、5月の選手権大会では勝ち進んでいた選手が今回は一回戦で負けていたり、勝ち進んでいるように見えていた大学もベスト16には残っていなかったり、私は剣道を知ってそんなに日が経っていませんが、今回の取材で剣道の道の狭さ、厳しさを知りました。

また、試合を見ている間、武庫川女子大学の選手のご家族の方ともお話ができました。

素人の私にも「剣道を見るのは初めて?」など優しく声を掛けてくださりました。

中には家族で剣道をされている方もいて、安井選手が教えてくださった通り、本当にずっと続けていける、人と人とのつながりが深いスポーツなんだと思いました。

これまで私は、試合で戦う姿などばかりをかっこいいと取り上げて書いていました。

けれど本当にかっこいいのは、自分と真摯に向き合って、ひたむきに進み、もっと強くなりたいと自分を高めていく姿勢と、決して表には出さないけれど、内に情熱を秘めて、試合で自分の役目をしっかり果たす姿や相手を思いやる姿にあるんだと思いました。

大会終了後「お疲れさまでした!」と選手たちが私に声を掛けてくださり、次の大会に向かって進んでいく後ろ姿が、本当にかっこよかったです。


剣道部の皆さん、ありがとうございました。

これからもずっとずっとずっと応援しています。

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