2017年03月

大学院生さん紹介:修士課程 看護学研究コース 2年 西田 紀子さん

2017年03月24日

西田 紀子さん
大学院看護学研究科 修士課程2年(小児看護学分野)
総合病院の小児科看護師として勤務しながら、本学の大学院に進学
アレルギー疾患をもつ小児のケアのスペシャリストとしての資格である小児アレルギーエデュケーターを持つ。

Q1 なぜ大学院に進学しようと思ったのですか。
A 私が学生(医療短大)だった頃に、当時の先生方が「看護はぜったい大学教育になるから、いずれ帰ってらっしゃい」と、刷り込まれるように言われ続けていました。それがずっと頭の中にあったんですが、大学院となると仕事をやめてまで進学する勇気がでなくて。仕事しながら進学できるところがないかなとだいぶ前から探していました。そしたら武庫川女子大学が大学院を作るという情報が出てきて、ここだったら今の仕事しながら進学できるし、教員も当時の医療短大のときの恩師の先生方が揃っていたので、もうここで決まりでした。家から近くて駅からのアクセスがいいところも決め手の一つでしたね。仕事が終わって授業を受けに行くためには通学時間も重要なので。私の条件が全て揃った場所でしたね。

 昔、「帰ってらっしゃい」と言っていた先生たちが、帰ってこられる場を作ってくれたと語る西田さん

Q2 大学院入試の受験勉強はどのようにしていましたか?
A 武庫川女子大学の大学院を知ったのが8月頃だったので、受験まで2ヶ月間しかなかったんです。オープンキャンパスのときに先生に「英語どんな勉強したらいいですか」と聞いてみたら、「基本的な読解力が求められるから、英語の文章を読む練習をしといてね」と言われました。なので、辞書を引いて英語が読める状態にしておこうと思って。でもさすがに一人で勉強するのは不安だったんで、「大学院受験のための個人塾」みたいなものだけやってみました(6回コース)。そこでの課題はだいぶむずかしかったんですが、実際の受験では複雑な構文ではなくて比較的読みやすい、たしかに「基本的な読解力」が問われる問題だったのでなんとか解けた気がします。なので、看護系の英語を読む練習をしておけばいいように思います。
専門領域の問題では、小児と基礎の分野をえらびました。小児は自分の専門領域なので、臨床で真面目に看護師していれば解ける問題でした。基礎の方は有名な看護理論が載っているような薄い本で勉強していたのですが、臨床していると理論は状況が思い浮かぶので勉強していてすごく楽しかったです。その勉強だけでとりあえず答案用紙は埋めることができました。

Q3 修士課程の研究テーマを教えてください。
A 私が小児アレルギーエデュケーターとしての資格を持っているので、その小児アレルギーに関連するようなテーマにしたいなと思っていました。今回の研究テーマでは、小児アレルギーエデュケーターが、子どもたちの不安な気持ちや困難な状況をどのように認識しているのかを調査してみました。

Q4 その研究テーマはどのようにして考えたんですか
臨床にいたらいろんなことを思うんですけど、それをどう研究に結びつけたら良いのかは難しかったですね。先生が「研究のことを考えず、まずは思っていることをしゃべってみて」と言われて、先生とのディスカッションの中で絞り込んでいきました。最初から研究計画書を書いてきたわけじゃなかったですね。受験のときにとりあえず書いた内容では(今考えると)大きなテーマだったんですが、大学院に入ってから絞り込んでいって、そのときのテーマにつながるような研究に落ち着きました。

大学院生さん紹介:修士課程 看護学研究コース 2年 嶌 ひかりさん

2017年03月24日

嶌 ひかりさん
大学院看護学研究科 修士課程2年(老年看護学分野)
市民病院の看護師、看護専門学校の教員などの勤務の後、本学の大学院に進学
5歳のお子さんとともにLavyクラブ(大学内の託児所)を利用しながら2年間勉学に励まれた。

Q1 なぜ大学院に進学しようと思ったのですか。
A 看護師していた頃からステップアップしたいなという思いは常にあって、専門学校の教員のあと、大学の助手として勤務したんですが、大学院に行って修士を取った方がいいと上司から勧められたのがきっかけです。その時たまたま武庫川のオープンキャンパスがあるというのを聞いて、より決意が固まった感じです。また、以前に研修で指導をしていただいた阿曽先生(学部長)がいらっしゃったことも大きいです。
あとは、受験をする当時、娘が3歳だったので、保育施設があるところ、駅からのアクセスがいいところも大きかったですね。仕事と子育て、そして勉強とを続けられるか不安な気持ちはありましたが、担当の徳重先生に相談すると、とても雰囲気良く受け入れてくれたのでやっていけそうかなと思い決意しました。

Q2 大学院入試の受験勉強はどのようにしていましたか?
A 受験は英語と専門科目(看護)の問題だったんですが、英語を特に勉強していました。長文の英語にだいたい2ヶ月間、毎日親しむようにしていましたね。ちょっとした合間を見つけては英語を見ていました。わからない単語が出てきたらすぐ辞書を引いて確認するというやり方をしていました。
本番ではそれまでに勉強していた甲斐もあって、なんとか解くことができました。受験中は辞書を貸してもらえて、たまに開きましたが、だいたい分かるような単語でした。でも英語はわからないと書けないので、やっぱり勉強しておいて良かったなとは思います。
専門科目の勉強は自分の専門分野の参考書をみたりして勉強していました。専門科目の試験は記述式だったので空白がないようにとにかく知っていることを書くようにしました。

Q3 子育てをしながらの2年間はどうでしたか?
A 勉強は娘が寝てからしていました。通学は、大学のLavyクラブ(大学内の託児所)まで一緒に連れてきていたんですが、意外と子どもも電車にのるのを喜んでくれたり、Lavyクラブも楽しいみたいで。たぶんLavyクラブの支援がなかったらここまで続けられてなかったと思います。Lavyクラブは預ける時間をこちらの都合に合わせてくれたことも助かりました。夜間の講義の時も預かっていただけましたし、施設はきれいで十分な広さがあり、季節ごとの飾り付けとかもあって安心できました。
また、子どもがいたからこそ励みになった面もあります。子どもへ最後までやりきった姿を見せられたのが良かったです。子どもの卒園式と私の修了式が同じ時期なので、大きくなったときに思い出にもなります。

Q4 修士課程の研究テーマを教えてください。
A サーベイランスに興味があって、感染に関する研究をしたいと思っていました。文献検討から始めて、その中から認定看護師に焦点を当てることにしました。認定看護師の教育課程も最近変わったので、実際に認定看護師がどんな指導をしていて、行っている判断基準とか、現在の課題とかを明らかにするような実態調査をしました。そこでわかったことを今度の2月の学会に発表していこうと思っています。

大学院看護学研究科修了式&鳴尾駅の工事完了

2017年03月19日

今日は、大学院看護学研究科の修了式があり、14名が修士課程を修めることができました。
これまでの職場を引き続き勤務される方や4月から新しい職場になる方もいます。2年間の学びを糧に皆様のさらなる活躍を期待しています!
おめでとうございます!

そして、3月18日より阪神鳴尾駅が上り下りともに高架の工事が完了し、ホームと駅構内がとてもきれいになりました。新入生を受け入れる準備もバッチリです!


恒例の鳴尾駅の係員さんからのメッセージ

鳴尾駅が広くとてもきれいになりました!

 

 

基礎看護学実習Ⅱ

2017年03月03日

ただいま2年生は基礎看護学実習Ⅱの真っ最中です。基礎看護学実習Ⅱは、受け持ちの患者さんを通して看護援助の実施、評価を行う2週間の実習です。
今日は、兵庫医科大学病院におじゃましました。
学生さんは1週目の終わりということもあり、落ち着いて実習されていましたよ。指導して下さる看護師さんからのアドバイスも聞きながら来週も頑張りましょう!
この実習が終わってからの学生さんの成長が楽しみですね。

 ナースステーションで実習記録について相談中

実習記録はこまめに書くことが大切ですね

電子カルテをみるためにパソコンも使います