2017年11月

小児看護学Ⅱの演習:バイタルサイン・点滴の固定・身体計測(2年生)

2017年11月29日

小児看護学Ⅱの授業で以下の項目の演習を行いました。
・バイタルサイン(呼吸数、脈拍数、心拍数)測定
・点滴の固定
・身体計測

子どものバイタルサインを測る場合、ただ測定するだけではいけません。
小さい子どもを測定する際には、怖がらないようにおもちゃであやしたり、
そして笑顔で声かけをすることが大切です。
笑顔で接していたつもりでも、実際には思っていた以上に硬い表情だったりします。
真剣になるほどなおさらですね。
この演習では、バイタルサインを測定する時の自分の表情や声かけを自身のスマホで動画を自撮りし、
振り返りを行います。


笑顔で測定できましたか?

「点滴の固定」では、子どもの腕だけのモデルに点滴の針を挿し、
シーネという副え木のようなもので固定しました。


針が抜けないように、そしてテープがきつすぎないように工夫が必要です

「身体計測」では、子どもの身長・体重・頭囲を測定します。


お互いに手技をチェックし合います

実習でも笑顔で子どもたちに接することができるように心がけましょう!

ちなみに、今年8月のオープンキャンパスでは今回行ったバイタルサインの測定の仕方を体験できるプログラムになっていました。
来年のオープンキャンパスでもお楽しみに!

初期演習:養護教諭について

2017年11月23日

看護学部1回生では、看護だけでなく大学生活に関することや授業全般に関係することについて、「初期演習」という授業の中で学習します。
これまでにも、
「大学での勉強の方法」
「ユニフォーム着用時の身だしなみ」など、
いろんな授業の一場面を記載してきましたが、
今回は養護教諭に関する授業内容になりました。

養護教諭に興味がある学生がいるとのことで、
特別支援学校での養護教諭の経験を持つ教員の北尾美香先生に講義してもらいました。

子どもたちに感染予防の大切さや、健康診断のやり方を説明するために取り組んできたことを、
その当時の写真やツールを元にお話していただきました。

 子どもたちへの歯磨きのやり方の教え方について

 感染予防を子どもにわかってもらうための指導方法について

当学部では様々な種類の経験豊富な教員が揃っており、
学生の相談内容に合わせたアドバイスを受けることが出来ます。

第5回 まちの保健室 ~あなたの血管年齢は?~

2017年11月16日

<次回は、12月6日開催予定です。1月はお休みで、2月は7日に開催予定です。>
第1水曜日開催の「まちの保健室」、11月も1日(水)にららぽーと甲子園で開催しました。
今回は、血管年齢測定と血圧測定・健康相談を行い、113名の方に参加していただきました。
「地域から学び、地域に活かす看護」をめざす私たちにとって、多くの方に参加いただけるのはとてもうれしいことです。
しかし、どうしても待ち時間ができてしまいました。
血管年齢測定はしたものの、健康相談のお時間がとれなかった方もおられました。
まだまだ試行錯誤の状態にて、今後の検討課題といたします。

血管年齢測定は、喉の渇き状態(体内の水分量)によっても、結果が左右されます。
水分量が不足がちの時などには、少し高めの年齢に判定される傾向があります。
「目安」として、健康管理にご活用いただければと思います。


血管年齢測定:指で測ります。
変形やマニキュアなど爪の状態によっては測れない時もありますので、ご了承下さい。

血圧測定以外の測定(血管年齢、骨強度など)は、当日参加できるスタッフの人数や測定器機の状況によって実施の有無が違ってきます。
現在のところ、実施の有無は、当日お知らせすることとなっていますので、ご了承いただきたくお願いいたします。

小児看護学Ⅱ:離乳食の試食の演習

2017年11月15日

小児看護学ではさまざまな演習があります。
赤ちゃんがおおきくなっていく過程ではミルクから離乳食を経て、大人と同じ食事になりますが、離乳食のなかにも段階があります。
離乳食の初期はどろどろのペースト状から少しずつ舌でつぶせる程度の固さとなっていきます。味付けもかすかな出汁の味から月齢を経るに従ってしっかりとした味付けになっていきます。
学生さんたちはワイワイいいながら楽しく試食していましたよ。

離乳食のお味はいかがでしょうか?

ミルクも実際につくってみます。

久しぶりのミルクの味にびっくり

 

小児看護学Ⅱ:遊び、絵本の読み聞かせの演習

2017年11月10日

小児看護学では入院している子どもを想定して、遊びや絵本の読み聞かせの演習もしています。3年生からの小児看護学実習では、子どもと関係性を築き、ケアをスムーズにするためにも遊びは重要です。また、入院生活という辛い状況の中でこそ、遊びによって病気に前向きに取り組むこともできます。
演習の前半では絵本の読み聞かせをペアで行い、スマートフォンで動画を撮影します。緊張すると早口になってしまうので、子どもが理解できるようにゆっくりと読むことが重要です。ちゃんと笑顔で読めていますかね。あとで動画をみて振り返ってみましょう。
後半はおもちゃを作りました。予算は100円以内です。おかしの空き箱やペットボトル、牛乳パックでさまざまなおもちゃを作りました。
とてもにぎやかな授業になりました。

絵本の読み聞かせの練習
スマホで動画をとって上手に読めているかを振り返ります。

なつかしい絵本が人気です

音のなるおもちゃ「ガラガラ」。
100円以内の予算で作ることがポイントです。

おにぎりを食べて「ままごと」ができるおもちゃ

牛乳パックと輪ゴムで作った「ぱっちん」。
よく跳びます。

いのちの大切さを伝える(出張授業)

2017年11月04日

武庫川女子大学の教員は大学での授業や研究のほか、「まちの保健室」のような社会貢献活動にも力を入れています。
助産師である谷郷智美先生(母性看護学)が西宮市立学文中学校に行き、1年の生徒さん方に「生命誕生・いのちの大切さ」についてお話しました。


講演の初めに「”助産師”という仕事を知っている人~?」と尋ねると、たくさんの生徒さんが手を挙げてくれました。


精子と卵子が出会う受精や、おなかの中の赤ちゃん(胎児)の成長について話をした後、お父さんと3人のお姉ちゃんとで、お母さんの出産を見守るDVDを見てもらいました。


「おつきあいのマナー:自分やパートナーを大切にしよう」という話では、カップル役の先生お二人が見事な演技を披露してくださいました。(先生方、ご協力ありがとうございました。)

本日の講演内容は1回の授業で伝えられるものではありませんが、学文中の皆さんには折りに触れて、「そういえば、助産師さんが学校に来て、話していたな~」と思い出してもらえればうれしいです。