2018年03月

大学院修士課程看護学研究保健師コース 修士論文報告会

2018年03月31日

看護学研究保健師コース2年生の院生2名が、研究にご協力いただいたA市の皆様に向けて、修士論文報告会を行いました。

発表会の様子

看護学研究保健師コースでは、1年生の演習において地域診断を行い、
地域の健康課題を抽出し、それを踏まえた研究に取り組みます。
また、その研究結果を現場に還元して施策等に結びつけるプロセスを経験できるよう、A市の皆様にご協力いただきながら進めてきました。

今年度の2年生の院生2名の研究テーマは、
「乳幼児をもつ親の健康状態と健康行動の実態からみた生活習慣病予防の支援の検討」、
「1歳6か月児をもつ父親と母親の家事・育児参加の実態と育児負担感との関連」です。
どちらの研究も、1歳6か月児のお父様やお母様を対象にアンケート調査を実施しました。

この報告会には、A市より約20名の方にご参加いただき、多くの貴重なご意見をいただくことができました。
この学びは、それぞれ今後の保健師としての活動に活かしてもらえることを期待しています。

アンケートへの回答にご協力いただきました皆様、研究の実施にご協力いただきましたA市の皆様、本当にありがとうございました。

看護研究学会 近畿・北陸地方会学術集会@武庫川女子大学

2018年03月26日

武庫川女子大学看護科学館で日本看護研究学会第31回近畿・北陸地方会学術集会が開催されました。

この学会は、日本で最も大規模な学会のひとつである日本看護研究学会の、
近畿北陸地区の研究者や臨床者が研究発表をする場です。

今回の学会テーマは「経験知から理論知へ-現場の悩みや課題意識こそが次へのチャンス-」です。
学術集会長の久米弥寿子先生の挨拶から始まり、
会長講演、阿曽洋子先生の教育講演ともに大盛況でした。

教育セミナーでは系統的文献検索の第一人者である諏訪敏幸先生(元大阪大学生命科学図書館)によるご講義をいただき、
交流集会では徳重あつ子先生らによる認知症ケアに関するグループワークが開催されました。
シンポジウムでは、本校の大学院生や修了生がパネリストとなり、ディスカッションを行いました。

 久米弥寿子先生による会長講演の様子
「今、あらためて考える経験知と理論知の行方」

 学部長の阿曽洋子先生による教育講演
「臨床現場で研究する人材を育成する看護基礎教育」

 教育セミナー 諏訪敏幸先生
「文献検索の落とし穴-より適切な検索方法-」
難しい、どうしたらいいかわからない、と多くの方が悩む文献検索のコツを
大変分かりやすく講義してくださいました。

シンポジウム「臨床での経験を研究へ-経験知を理論知へ転換する研究プロセス-」
実際に臨床での疑問へ研究でアプローチした当大学の大学院生さん、修了生さんによる
熱いディスカッションが展開されました。

 ポスター発表
24演題の発表が6群に分かれて行われました。
大勢の方が聴きに来られ、活発な意見交換がなされました。

今回の学術集会は盛会のうちに終了することができました。
また、当学部の学生もボランティアとして大活躍いただき、滞りなく円滑に運営することができました。
多くの皆様にご協力・ご参加いただきましたことを心より感謝申し上げます。

武庫川女子大学大学院修了式

2018年03月21日

大学院修了式、学位授与式が挙行されました。
朝からあいにくの雨模様だったものの、修了式のあった午後からは晴れ間も見えました。
看護学研究科からは大学院修士課程2期生の12名(うち保健師コース2名)が修了されました。

病院では看護師として、一方では研究を学ぶ大学院生としての内容の濃い2年間だったと思います。看護学研究科では大学院修了後も研究や学会発表、論文投稿のサポートをしていきますので、いつでも武庫女に来てくださいね!

メディアホールにて糸魚川学長より院生の代表者に学位が授与されました


看護科学館にて阿曽研究科長より個別に学位が授与されました


最後は院生さんと指導教員で記念撮影

3月15日 ミセス1日大学生、開催しました

2018年03月20日

武庫川女子大学の看護科学館でサンケイリビング主催の「ミセスの1日大学生」を開催しました!

「ミセスの1日大学生」とは、一般の方を対象にした大学の授業を体験するイベントです。 今回は20名の定員だったにもかかわらず、多数の応募を頂き、厳正な選出の末、21名の方にご参加いただきました。

今回のテーマは「目指せ!アクティブエイジング」。講師は、老年看護学分野の徳重あつ子先生でした。

最初の講義では健康寿命を延ばし、アクティブなエイジングを勧めるために、高齢化の現状や認知症についてのお話がありました。その中では、健康寿命を伸ばすための生活習慣や食べ物の話が含まれていました。

講義をされる徳重先生 みなさん真剣に聴講されていました!

講義のあとは、半分に分かれて音楽に合わせて座って出来る運動をしたり、コグニサイズ(国立長寿研究センター)で、楽しくアタマと体を動かしました。

貼ってある色の違いを見極めて、ルールに従って足踏みをしてすすみます間違っても大丈夫!
あれ?っとおもう「気付き」が脳を活性化させます

あと半分に分かれたチームは、血管年齢と骨密度の測定をしました。

骨密度の測定

血管年齢の測定

測定後は、自分の測定した値の説明を受け、骨や血管を若々しく保つためのポイントの説明がありました。

測定した値は、あくまでも目安ですが、出来るだけ日々の生活で健康に気をつけながら過ごすことが大切ですね。

参加者の皆さんはこのあと、看護科学館、中央キャンパスの図書館の見学ツアーに参加され、解散となりました。

皆さん、楽しまれている印象でした。 また、このような機会があれば是非ともご参加ください!

2年生 基礎看護学実習Ⅱ

2018年03月09日

2年生時に行われる基礎看護学実習Ⅱでは、
初めて「受け持ち患者さん」を持つ実習になります。

この基礎看護学実習Ⅱの前に、オリエンテーションがありました。
2年生の5月に見学実習へは行っているのですが、受け持ち患者さんを持つ実習は初めてなので、
オリエンテーションにも緊張の色が見えました。

 基礎看護学の久米弥寿子教授による事前オリエンテーション

 オリエンテーション風景 皆さんナース服で聞いています

今回のオリエンテーションでは、要項の確認や記録の書き方指導のほかに、
ちょっと変わった試みとして、教員による「寸劇」を行っています。
教員同士で学生役、患者役となり、あるコミュニケーション場面を演じました。
説明だけよりも面白く、記憶に残りますね。

患者役を演じる谷口千夏先生と、学生役を演じる田丸朋子先生

2年生はこの基礎看護学実習Ⅱが終わると、いよいよ各論実習にむけての
勉強が始まります。
基礎での経験を忘れず、がんばってほしいですね。

再就職支援研修会の様子

2018年03月01日

当学部では兵庫県看護協会依頼の「再就業支援研修会」を例年行っています。
再就業支援とは、出産や育児などで看護の現場からしばらく離れた方々に対して、安心して看護の仕事に復帰してもらうための支援です。

先日行われた研修会では30名ほどが参加されました。
本学の教員が、臨床ですぐに役立つ知識の講義や高度なシミュレーションモデルを用いた演習を企画し実施しています。

玉木先生によるフィジカルアセスメント(呼吸や脈拍など)の講義
バイタルサインの基本的な測定方法や異常状態についてモデル人形を使ってデモンストレーションしました。

藤本先生による創傷ケアの講義
素早く泡を作る方法など、在宅でもできる技術について演習がありました。

荒木先生によるアセスメントの演習
ある病的状態に設定したモデル人形を観察・測定してアセスメントしていきます。

武庫川女子大学では学生さんへの教育だけではなく、看護師になってからも学習できる場を提供しています。