大学院NEWS

臨床教育学専攻臨床教育研究懇談会「障害があっても幸せに生きるために」が開催されました

2013/10/05

 2013年度第2回臨床研究懇談会は、藤田裕一先生(神戸女子大学非常勤講師)をお招きして、「障害があっても幸せに生きるために~共同体感覚と障害の意味を手がかりに~」というテーマで開催しました。身体障害者当事者として生きる藤田先生は、大学院修士課程在学中から、身体障害者の幸福感に影響する心理・社会的要因は何かを追求され、本日はその研究活動の結果を報告してくださいました。障害者にとっては共同体感覚(自己肯定感、所属・信頼感、貢献感)を得ることによって、幸福感や充足感を高めるということを研究結果としてお話いただきました。障害があっても「自分も誰かの役に立っている」と少しでも感じられるような援助のあり方が大事であるということです。
 今回も一般の方、教職、学生などが参加し、質疑応答も活発に行われました。参加者のアンケートでは、「当事者・支援者の両方の立場に立たれている先生のお話しを通して、障害についてもう一度深く掘り下げて考えることができた」「障害者が肯定感を持つには自ら何かを行動することが大切で、周囲の環境も受け入れる対応が必要だとわかった」「共同体感覚についてのお話から、障害者だけでなく全ての人にあてはまる問題だと思った」などの感想がありました。

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