大学院NEWS

建築学専攻修士1年生 フィールドワークVIで「紙管に関する講義および紙管のドーム共同制作」を行いました!

2014/04/25

 4月19日に建築設計総合演習IIIの第1課題「紙管の建築」に関連してフィールドワークを実施しました。
 午前中は、これまでに建築家 坂茂氏らとともに紙管の建築の建設に取り組んでこられた紙管メーカーの株式会社昭和丸筒より講師を招き、紙管に関する講義をいただきました。講義のテーマは「紙管の用途、製法、建築材料への可能性について -ハノーバー万博に本館を参考として-」。昭和丸筒 開発本部研究開発部の山口氏より、紙管の用途・種類、紙管の製造方法、紙管原紙および紙管の物性と長所や短所、再生システム、紙管を使った建築事例とその施工プロセス、建築に使用する際の問題点、構造材として使用するための法規的対応などについて、実物見本や、動画などを用いて詳しく解説いただきました。
 講義後の質疑応答の時間には、学生や教員から「紙管に耐火性を付与する方法」「紙管の防水加工の程度とリサイクルしやすさの関係」「平巻きとスパイラル紙管の強度の違い」「紙管をリサイクルする時に必要な水量」などについて活発な質疑応答がなされました。  
 午後は、施工実習室に場所を移し、4月14日の建築設計総合演習の時間から取り組んでいる、「紙管を用いたシザーズ型展開構造のドーム」の共同制作の作業に取り組みました。前日の作業で展開・収納可能なドームの本体は完成していたので、本日は、展開後にドームの形を安定させるための引張材をワイヤーで制作しました。これを用いて、テンション材の取り付け位置とドームの剛性の関係を調べる実験を行いました。その後、キャンパス内の芝生広場に紙管のドームを設置し、写真撮影しました。
 詳しい様子は、建築学専攻ホームページをご覧ください。

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