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建築学専攻修士1年生 建築設計総合演習 I「課題3:膜屋根による半屋外遊技場があるこども館」 第1, 2週 敷地調査を行い、膜の講義を受け、原寸大モックアップの構築体験を行いました!

2014/07/01

 建築設計総合演習 I の第3課題は「膜屋による半屋外遊戯場があるこども館」です。敷地は上甲子園キャンパスの北西角です。第2課題に引き続き、スペースフレームの使用に加え、新たな材料として膜を使用します。原寸大モックアップの組立て体験を行い、その組立て体験をもとに、膜とスペースフレームによる屋根によって、各自で材料や構造や構法を考えながらこども館の設計を行います。なお演習は、課題1,2と同様に建築設計技術演習 I(構造/環境設備/施工)と連携して進められます。
  6月20日は、最初に課題説明があり、今回のテーマである「こどもの遊びと空間」について小論文が課せられました。その後、学内の敷地へ移動し、周辺の木々の高さや樹種を調査し、敷地の高低差や道路側の住宅などの建ち並ぶ景観を確認しました。
 6月23日は、太陽工業の野口氏による3年次に学んだ膜に関する概要の復習に加えて、膜構造の施工方法、聖地メディナのアンブレラの事例やブラジルワールドカップのスタジアムなど最新の膜による空間の事例をスライドでわかりやすく説明していただきました。
 その後、実物大の空間構築体験として、スペースフレームのドームの外側に膜を張る「外張り」で空間を構築しました。ドームの外側に張力をいれるために、ドームのボールジョイントの外側にボルトをねじ込んで固定しました。それから膜の中心とドームの頂部をボルトで固定し、それから膜に均等に力がかかるように全体に広げていきました。最後に、ドームの円周部分の膜の余長さを巻き込んで張力をかけて「外張り」による膜屋根が完成しました。外張りの空間で照明を用いることにより膜の透過性について確認しました。
 6月26日は、最初に、外張りの膜を、トラスの棒材などを使って膜屋根を非対称に変形してアレンジを行いました。思うような形をつくるのが難しく、身を以て膜の特徴を体験することができました。
 その後、スペースフレームのドームの内側に膜を張る「内張り」で空間を構築しました。膜に穴を開けた箇所にフックをとりつけ、ドームの頂点の金物にひっかけることによって、膜に張力をかけていきました。ドームの円周部分の膜の余長さを巻き込んで張力をかけて「内張り」による膜屋根が完成しました。
 6月29日は、原寸大モックアップの体験を活かし、各自の案の検討を開始しました。
 詳しい様子は、建築学専攻ホームページをご覧ください。

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