大学院NEWS

臨床教育学専攻保育士のためのケースから学ぶ会が終了しました。

2014/07/18

 保育所保育士を対象にしたケーススタディを開催しました。これは2014年度春期「保育士のための元気アップ勉強会」の参加者に募ったもので、9名の保育士が参加しました。参加者の勤務する保育所は公立と民間で、地域は西宮市、神戸市、尼崎市、大阪市となっており、それぞれの障害児保育の情報交換の場ともなりました。特に、障害児を受け入れるためのアセスメントでは、行政の方針や担当者によって違いがあり、同じ市であっても区によって対応が異なるという実情が分かりました。障害の重いケースでは、保育所だけでなく保健所、病院との連携も大事であることを確認し、障害児の保育と保護者への支援のあり方を考える時間となりました。
 講師から「相談」に関する俯瞰図が示され、マクロの視点で相談援助を考える必要があること、一つのケースには、周囲の様々な背景や機関が関係していることを理解し、問題解決のための方法を検討していく必要を確認しました。
 参加者から提示されたケースは、「先天的な障害と病気を持っている1歳児」「母親から虐待を受け問題行動の多い5歳児」などが挙がり、子どもへの援助の方法、保護者への関わり方、他の機関(行政、病院、保健所、児童相談所など)との連携などについて具体的な支援のあり方が示され、有意義な時間となりました。参加者からは「今後の保育の助けになった」「行政機関の知識がないことに気づいた」「問題解決の手がかりになった」などの感想がありました。

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