大学院NEWS

臨床教育学専攻実地研究に行ってきました。

2015/02/04

 臨床教育学研究科の教育課程の1つとして、臨床教育学にとって不可欠な臨床経験の場の提供があります。その代表となるものが修士課程1年生にゼミごとに行われる実地研究という授業です。
 今年の河合ゼミの実地研究は、社会福祉法人以和貴会「むぎの穂第二保育園」の保育現場の参観を行いました。ここはモンテッソーリ教育に基づき、保育を行っている保育所です。モンテッソーリ教育では子どもの発達段階に応じた保育を行うという特色ある教育ということで、見学をお願いしました。縦割りクラス編成で保育が行われていますが、発達にあわせて年度の途中でも大きなクラスへと移行していくそうです。これは、子どもの関心や能力に応じた保育を考えてのことということでした。
 参観したクラスは、どのクラスも静かで、子どもたちが一人一人興味を持っている材料と向き合っていました。アイロンがけをしている子、絵の具を塗っている子、床にマットを敷いて色々な図形を並べている子など、様々な遊びを通じて、自ら選び取り組むという活動をしていました。印象的であったことは、どの子どもも次の子が遊べるようにと後片付けをきちんとしていたことです。他者への思いやりとルールの修得、自立(律)が2~3歳の子どもでも見事にできているということは驚きでした。園庭での外遊びでは大きな声がでていて、ただ単に静かなだけでないこともわかりました。これらの秩序が子どもの発達や安心感につながるということでした。

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