大学院NEWS

臨床教育学専攻小講演「トラウマ(心の傷)をいやすカウンセリングの実際-危機(震災)から学ぶ臨床教育学-」が開催され、臨床教育学研究科大学院生が参加ました。

2013/03/12

臨床教育学研究科では、3月9日(土)に本研究科元教授で現在神戸カウンセリング研究所所長の上地安昭先生にお越しいただき、「トラウマ(心の傷)をいやすカウンセリングの実際-危機(震災)から学ぶ臨床教育学-」と題し小講演を開催しました。上地先生は阪神・淡路大震災、神戸市須磨区少年殺傷事件、大阪教育大学付属池田小学校事件といった有事に深く関わってこられた臨床経験があり、東日本大震災発生以来「緊急派遣スクールカウンセラー」として被災地の高等学校に通っておられます。小講演ではPTSDを防ぐための危機カウンセリングに関する詳しい説明に続き、被災生徒と保護者、教職員への危機カウンセリングの実際として、上地先生がこれまで担当された面接事例の数々をご紹介くださいました。被災地の学校現場の心のケアを継続して行う重要性だけでなく、危機社会における学校の役割を巡る今後の課題についてもお話しいただきました。教員や看護師といった対人援助職に従事している大学院生にとって、個の事例から普遍へという臨床教育学の専門性が反映された上地先生の講義は、臨床実践から学び得ることの奥深さを再認識するまたとない機会となりました。

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