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建築学専攻修士2年生 建築設計総合演習III 課題1「紙管の建築 」第1,2週:紙管の橋を共同で制作しました!

2013/04/19

 建築設計総合演習IIIの第1課題では、世界各地から特徴的な風土の土地を各自で選定し、その地域の気候、風土、文化を考慮して、「紙管」を使用した建築を計画します。紙管を建築材料として用いることは一般的ではありませんが、軽量で加工しやすく環境に優しいなど、建材としての可能性も秘めています。
 また各自が設計案を作成するのと並行して、学生全員の共同作業により、紙管の建築のモックアップ(実物大模型)を制作します。この原初的・身体的な体験を通して、紙管という材料と向き合い、従来通りの使用方法に留まらず、新たな建築的可能性を模索し、引き出す能力を鍛えます。
 4月9日には、課題説明の後、紙管の建築のモックアップのデザインや構造、制作スケジュールについて打ち合せをしました。今回は、大人一人が歩いて渡れる強度を持ったアーチ型の橋をつくることに決まりました。
 4月11,12,18日には、紙管の橋の共同制作に取り組みました。まず、紙管と木製ジョイントでアーチ型のフレームを構成しました。その後、ささら桁と段板、蹴込板でユニット化された階段を作り、これを紙管のフレームにはめ込み、短辺方向の剛性を補強しました。さらに、木製ジョイント間を引張材となる金属製のロッドでつなぎ、架構方向(人が渡る方向)の剛性を補強しました。  上記の引張材は取り外しできる仕様になっており、今後の演習において、引張材を様々なパターンで取り付けた時の、橋の強度を体感的に確認する予定です。
 4月16,19日には、各自で国内外に存在する様々な気候、地形、文化、民俗、風習と生活空間のかかわりについて、文献やインターネットなどで調査し、敷地選定や設計案の検討に取り組みました。
 詳しい様子は、建築学専攻ホームページをご覧ください。
 

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