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『育ちと学び』をテーマにした「第8回日本子ども学会議学術集会」が本学で開かれ、東日本大震災で被災した子どもたちを支える方策を考えました。

2011/10/02

 「第8回日本子ども学会議学術集会」」(主催:日本子ども学会、共催:武庫川女子大学)が10月1・2日の両日、本学中央キャンパスのメディアホールで開催されました=写真右=。2日は「東日本大震災の子どもたちを支える」というテーマでシンポジウムが行われ、秋篠宮妃紀子さまがご臨席=写真左=、保育や保健、福祉分野の研究者や現職学校教員、医師など約150人が熱心に聴講しました。

震災遺児は長期的な支援が必要
 震災遺児の心のケアを行っている「あしなが育英会レインボーハウス」の八木俊介氏(本学大学院臨床教育学研究科修了)が「震災遺児支援、これまでとこれから」と題して話題を提供しました。八木氏は「震災遺児は長期的な支援が必要」とし、同ハウスに寄せられた詩人の澤田直見さんの詩を紹介しました。 <終わらない夜がないように 止まない雨がないように 果てしない悲しみが どうか、ありませんように 冬があるから春はまぶしいのでしょう>
 そのほか、神戸市教育委員会の中溝茂雄氏が「子どもたちの16年~阪神・淡路大震災の経験から」と題して話題提供。指定討論者を小西寛文・神戸学院大学教授が、座長を一色伸夫・甲南女子大学教授が務めました。

地域のつながりを生かした支援を
 午後には「震災の子どもたちを支える:今なにが起きていて何がもとめられているのか」というテーマで、被災地の大学に務める研究者や現地で妊婦産婦の支援ボランティアをしてきた産婦人科医らが登壇し、支援のあり方について議論しました。避難所となった石巻市立湊小学校の佐々木丈二校長は、震災直後は一つの教室に100人から120人もの人が生活したことなどを説明。子どもに関して起こっているさまざまな変化や問題を具体的に話し、「(私立学校のない地域では)公立の小中学校は、地域の『よりどころ』。公立学校が機能しなければ、地域は衰退してしまいます」「学校機能の要である職員室は、津波に備えて2階以上に設けるべき」「教師にもサポートは必要」などと提言をしました。

 仙台白百合女子大学の大坂純氏は「子どもを支える地域のつながり~ソーシャルワークの視点から~」、産婦人科医の吉田穂波氏は「乳幼児の被災現場から~妊産婦の支援が震災復興に与えるインパクト~」と題して話題提供。指定討論者を八木氏と中溝氏が、座長を内田伸子・お茶の水女子大学名誉教授が務めました。

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