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今の私たちができることは―。ボランティア活動をしている本学学生が主人公の東日本大震災・復興ドキュメンタリー映画「真珠の首飾り」を上映、震災と被災地支援の在り方について考えました。

2012/01/20

 東日本大震災の被災地復興ドキュメンタリー映画「真珠の首飾り」の上映会と被災地支援について考える集いが1月19日午後、マルチメディア館507教室で開かれました=写真右=。本イベントは被災地でボランティア活動をした上出有希さん(英語文化学科3年)と学生広報スタッフが企画・運営。学生や教職員約30人が参加し、復興やボランティアの在り方について熱心に話し合いました。映画の主人公で、被災地でボランティア活動をしている近藤佳奈さん(建築学科在籍)=写真中=も現地から駆けつけました。

 ※この集いは、翌20日付の朝日新聞阪神面の「自立まで支えたい 武庫川女子大・近藤さん」、産経新聞阪神面の「被災地を忘れない 武庫川女子大の学生ら」の見出しの記事で紹介されました。

ボランティア活動を通じて被災者と交流する姿を描く
 「真珠の首飾り」は、同志社大学4年の川恵実さんが監督、大阪芸術大学4年の辻村真依子さん=写真左の左から順=が編集・ナレーションを担当し、宮城県気仙沼市の離島・大島を舞台に撮影しました。タイトルは、美しい景観の大島が「緑の真珠」と呼ばれることにちなんでいます。大島の仮設住宅でボランティア活動をする近藤さんら学生たちにスポットを当て、復興の様子や学生と地元民とが心を通わせ合う姿を描いています。
 
「住民たちが主体となって復興することが大切」と映画監督
 上映に先立ち、川さんが「復興に向かって、住民たちが主体となって立ち上がっていくことの大切さと難しさを分かってほしい」とあいさつしました。
 上映後に川さんは、「復興にはいろんな段階があります。物資などの不足を補うことだけがボランティアではありません。島民の方がやりたい復興の形を尊重し、島民の方が『さぁやろう!』という気持ちになった時に背中を押す。それこそが今の復興支援ボランティアに求められている形だと思います」と話しました。

「被災者と一緒に考えていきたい」と本学の近藤さん
 震災後すぐに本学を休学し、大島でボランティア活動をしている近藤さんは、所属するボランティア団体「つなプロ」の活動内容を紹介。「物資面や精神面で問題があり、自立に向かっての支援の必要な方々がまだまだたくさんいます。地元の方々がどうしたいのかを、一緒に考えていきたい」と現地の様子をリポートしました。
 昨年の5月に現地で5日間ボランティア活動をした上出さんは「日常の生活がどれだけ大切かを感じました」と感想を話し、夏休みに宮城県で被災者と交流した藤田悠花里さん(生活環境学科4年)は、震災直後に手書き新聞を発行した石巻日々新聞を訪問した様子などを報告。「震災の記憶を風化させないために、皆さんも被災地を訪れ、震災の話を語り継いでください」と呼び掛けました。

「復興支援、ボランティアの大切を感じた」と参加者ら
 その後、参加者全員による交流会が行われ、活発な意見交換が行われました。近藤さんの母・典代さんは「娘が大島へ行って10カ月が経ちます。娘の考えていることを理解したくて今回の上映会に参加しました。娘は家族を代表して、被災地で活動しているという思いもあります。娘の姿を通して、復興支援について考えていきたいと思います」と話しました。
 参加者のアンケートには、近藤さんらの活動を讃えるとともに、ボランティアのあり方を考える意見が綴られていました。
 「被災地の方々と共に生活し、一緒に考える近藤さんの行動力に驚かされました。この映画を記憶に残して、次につなげていきたい」「映画を見て、こんなにも自分の意志を強く持って、行動に移せる人がいることを知りました」「混乱した被災地に果敢に足を踏み入れ、長期間にわたって被災者と共に歩もうとする勇気、誠意あふれる姿に尊敬の気持ちを抱きました」「住民一人ひとりの思いをくみあげるボランティアさんの日々の活動が大切なんだと改改めて感じました」「ボランティアというとガレキ撤去などをイメージしていたが、映画を見てコミュニティ形成という支援活動もあると知りました」「ニュースだけでは知り得ないことがたくさんあることが分かりました」…。 

 ※この集いの司会・進行は、学生広報スタッフの高野真理さん、柳田尚子さん、横山英里さん(いずれも英語文化学科3年)が担当しました。

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