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「素晴らしいキャンパスに感銘を受けました」。米国のゴンザガ大学の副学長らが国際研究交流のため来学し、本学の印象を語りました。

2007/03/03

 アメリカ分校MFWIのあるスポケーン市のゴンザガ大学と本学とが国際研究交流を行うプロジェクトが立ち上がり、ゴ大のスチーブン・フリードマン副学長(写真右の右側)とジョン・サンダーランド教育学部長代理(同左側)が3月2日、中央キャンパスを訪れ、交流の具体的な方策を本学の研究者らと話し合いました。

 2人は1日午後に来日。2日は学院長、学長、副学長を表敬訪問、午後は教育研究所で開かれた国際交流会議(写真左)に参加しました。会議では研究交流のテーマとして教育学科の北口勝也助教授が「児童における随伴性判断とストレスの関係」について、心理・社会福祉学科の小花和W.尚子助教授が「幼児のレジリエンス(心の弾力性)研究」について、プレゼンテーションをしました。フリードマン副学長らは熱心に耳を傾け、何度も質問し、「とっても興味深い研究です」と話していました。

 プロジェクトは MFWIを本学の国際研究の拠点として位置づけ、日米の様々な分野の研究者が共同研究や比較文化研究をしたり、研究者を相互に受け入れたりしようというものです。MFWIは学生の留学の場として大きな成果をあげていますが、新たなプロジェクトでは学術研究の場としても重要な役割を果たすことになります。昨年9月に教育研究所の河合優年教授がゴ大を訪れ、プロジェクトを提案。これに応える形で、フリードマン副学長らは来日しました。

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 3日、お二人は本学キャンパスツアーで中央キャンパスと上甲子園キャンパスをご見学。ツアー終了後、フリードマン副学長とサンダーランド教務部長代理に感想などをお聞きしました。

Q1. 本学キャンパスの印象はいかがですか?

 フリードマン副学長「非常に感銘を受けました。建物自体が西洋的なものと日本的なものとが融合して、非常に素晴らしいキャンパスです。甲子園会館を見てきましたが、これほどの教育環境を整えた建築学科を持つのは日本の女子大学で他にはないのではないでしょうか。武庫川女子大学は女性の教育というものを非常に真剣に考えていらっしゃるということを強く感じましたね」。

 サンダ―ランド教育学部長代理「教育施設、研究施設が非常に充実していますね。特に子どもの発達心理に関する研究環境が整っています。ゴンザガ大学のその分野の教員や研究者も興味があるはずですので、今後の共同研究の可能性が広がると思います」。


Q2. 初めて本大学から共同研究の提案があった時、ゴンザガ大学ではどのような反響がありましたか?

 サンダ―ランド教育学部長代理「教員・学生とも、世界水準を満たすリサーチ、教育、文化などに関する研究活動が実現する可能性が高まりますので、大いに興味がわきました。今後は、教員や学生の研究の幅が一層広がるでしょう。そういった面で非常に、期待感を持ちました」。


Q3. 共同研究に対し、今後期待されている点はどのようなものですか?

 フリードマン副学長「両大学の友好関係には長い歴史があります。私たちの今回の訪問は、学生の交換留学も大事ですが、まずは教員や研究者レベルでの相互交流に焦点を当て、学術的な交流を実現しようとするものです。指導者を重視し、両大学の共同研究をさらに充実させていきたいと考えています」。

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