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 建築学科とフランスの著名な建築家が交流する「日仏建築文化交流会」が、甲子園会館で開催されました。

2013/04/24

 建築学科とフランスの著名な建築家が交流する「日仏建築文化交流会」が4月16日、甲子園会館で開催されました。

 交流会のきっかけは、同学科の中村貴志教授が40年前にフランス国立建築大学とソルボンヌ芸術考古学研究所に留学したことで、交流会のテーマは『建築論・建築文化の対話を通じて 地球環境の平和を願う』。交流の枠組みは、1981年に中村教授(当時、京都大学助手)の提案でヴィットリ・ウーゴ氏(元ミラノ工科大学教授)と二人で創設したCITTA(国際建築論会議)によります。CITTA(チッタ)はイタリア語で都市という意味です。

日仏の建築文化のKAKEHASHIに
 交流会=写真右=には、建築学科の学生、教員ら約50人とフランスの建築家集団「アルキトラベル」の14人が参加。冒頭、東日本大震災の被害者を追悼して全員が黙とう。岡崎甚幸・建築学科長が、歓迎の挨拶の後、学科創設の立場から、建築学科の経緯と趣旨を解説。続いて、フランス側の代表エレーヌ・アルジェリエス(元マルセーユ=リュミニィ建築大学教授)=写真中=が、過去25年間の交友に触れながら、「心の温まる歓迎に感謝します。これからも日仏の建築文化のKAKEHASHI(対応のフランス語はない)になりたい」と語りました。ちなみに、彼女は宮本武蔵の研究とフランス流「掛け軸」の作品で、識者の間では特に有名です。

 続いて、建築学科の田中明講師が「日本建築史」、榊原潤教授が「甲子園会館の意匠」について講義。大学院建築学専攻2年の杉村奈津保さんと河合麻耶さんが、いずれも英語で卒業制作について発表しました。
その後、一行は上甲子園のキャンパスを散策=写真左=。昼食会では、建築学科2年生の20人が作った「生け花」と200羽の「折り鶴」に目を見張りました。

 昼食会の後、歓迎のコンサートが開かれ、小幡亨氏のパーカッション演奏をみんなで楽しみました。一行は、「素晴らしい交流会に感動した」、「将来、武庫川の学生もパリの設計事務所に受け入れたい」などと感謝の言葉を残して、午後1時過ぎ、貸し切りバスで大阪へ向かいました。高野山の宿坊で修行するためということでした。

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