生活環境学科と生活造形学科の学生が、産学連携事業「産学協同リアル企画」でファッション関連の商品企画に挑戦しました。高く評価され、実際に商品化される企画も。

　大学・生活環境学科アパレルコースの学生と短大・生活造形学科アパレルコースの学生ら5組18人が協同組合「関西ファッション連合」が主催する産学連携事業の一環として「産学協同リアル企画」に参加し、学生の感性を生かして、ファッション関連の商品企画に挑戦しています。昨年も同様の取り組みが行われており、7組15人が参加しました。

　この「産学協同リアル企画」は企業が大学・専門学校に商品企画の課題を出し、学生からアイデアを募る取り組みで、年間で5回募集されます。企業からの課題はどれも実際のビジネス現場さながらの『リアル』なもので、学生が企画提案した内容は、実際に企業が評価します。2012年度は関西のファッション関連企業19社から32件の課題が提示されました。

今年度の学生は、
▽「プリントデザイン企画」(参加学生:黒川紗央里さん・野口恵梨さん　/　青野諒子さん・中山樹さん)
▽「ライフスタイル雑貨インテリア小物他の商品企画」(参加学生:池田早苗さん・木畑捺希さん・平井春花さん)
▽「2013年秋冬商品企画(2012年市場分析に基づく)」(参加学生:井上美都さん・河本理恵子さん・船橋花奈さん)
▽「2013春・就進学用寝具の商品企画」(参加学生:御堂奈津貴さん・板東美樹さん)
▽「プリントデザイン企画(レギンス&フットカバー用)」(参加学生:山田智美さん・石川さきさん)
▽「イラストを応用したテキスタイルデザイン企画」(参加学生:水本沙波さん)
の6つの課題に挑戦しました。

　「2013春・就進学用寝具の商品企画」=写真右(上側紺色布団柄の作品:板東さん・下側ブルー・ピンク2色展開された布団柄の作品:御堂さん)=では商品サンプルが実際に作られ、展示会で披露され、企画のプレゼンテーションが優秀であったと高く評価されました。「2013年秋冬商品企画(2012年市場分析に基づく)」=写真左(左:井上さん、右:船橋さん)=も商品サンプルが実際に作られ、展示会で披露されました。「プリントデザイン企画(レギンス&フットカバー用)」についても現在、商品化が検討されています。

　参加した学生たちは、消費者の立場にたって企業の求めているものを企画するには、商品の基礎知識や情報収集の大切さを知り、その道のプロからの助言を得て、さらにプランニングしてより優れた提案に導かれる過程を実感できる貴重な経験ができています。昨年度参加した学生の中には、卒業後の就職に結びついた学生もいるので、今後の就職活動などの自信にもつながっています。