NEWS

「社会で活躍する女性の裾野を広げ、高いレベルで活躍する多くの女性の輩出を」。女性研究者支援センターのシンポジウムが開かれ、テレビなどでお馴染みの住田裕子弁護士が講演。

2013/11/02

 シンポジウム「社会で活躍する女性の育成に向けて~武庫川女子大と共に考える~」(主催:読売新聞大阪本社広告局、共催:武庫川女子大学女性研究者支援センター)が11月2日午後、中央キャンパス・メディアホールで開催され、学生や教職員、一般市民など約200人が参加しました。テレビなどでお馴染みの弁護士・住田裕子さんが女性とキャリアについて基調講演、パネルディスカッションで本学の取り組みなどについて議論が交わされました。

「女性と高齢者の活躍が日本の未来の鍵」と住田弁護士
 住田弁護士は基調講演で、日本の産業・社会構造の変化などが女性のキャリアに及ぼした影響などを分かりやすく説明。最後に「これからの日本の未来は、女性と高齢者の活躍が鍵になります。女性が働いても、子供はちゃんと育ちます。勉強も大事ですが、人間性がもっと大事です。武庫川女子大学は『社会で活躍する女性育成の西の拠点』として、活躍する女性の裾野を広げるだけでなく、上へのチャレンジにも取り組み、高いレベルで活躍する多くの女性を輩出していただきたい」と呼び掛けました。

 続いて、女性研究者支援センター・プロジェクトリーダーの福尾惠介教授が、女性研究者の現実的な問題を解決するために、「育児・介護支援」「キャリア支援」「国際化支援」「調査・広報」という4つの支援部門を立ち上げて、女性研究者の育成に取り組んでいることを紹介しました。

パネルディスカッションで支援センターの各部門リーダーが提言
 パネルディスカッションでは、国際化支援部門のリーダー・高橋享子教授は、自分の留学体験から「グローバル化は、自分がその環境に飛び込まないと始まらないし、できない」と指摘。「語学研修に消極的な学生には『チャンスがあればつかみなさい』とアドバイスしています」などと、グローバル化に向けての指導の事例を話しました。

 キャリア支援部門のリーダー・たつみ都志教授は「女性が本来持っている高いコミュニケーション能力を特性として生かし、活躍できる場は必ずあります。言葉を使う能力をスキルとして鍛えて、活躍してほしい」と会場にいる学生に語りかけました。

 最後に福尾教授は「女性研究者には、自信を持って力を発揮してもらいたい。そしてリーダーになるには、継続することの重要性も知ってもらいたい。センターはそのための支援をしていきます」と女性研究者に要望。

 コーディネーターを務めたプロジェクト推進支援室長の横川公子教授は「東日本大震災以来、生活基盤の重要性が再確認されています。暮らしという有機的・融合的な領域では、男性目線では見えないが、女性なら見えることもあります。その女性が社会進出することで、大いに社会貢献ができると考えます」と女性の社会進出の意義を強調しました。

MUKOJO SNS

  • 武庫川女子大学 武庫川女子大学短期大学部のFacebook
  • 武庫川女子大学 武庫川女子大学短期大学部のtwitter
  • 武庫川女子大学 武庫川女子大学短期大学部のLINE
  • 武庫川女子大学 武庫川女子大学短期大学部のinstagram
  • 武庫川女子大学 武庫川女子大学短期大学部のyoutube
CLOSE