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看護学部、大学院看護学研究科の開設記念講演&パネルディスカッション「360°看護力で地域の健康を支え高める」が開催されました。

2015/06/06

 看護学部、大学院看護学研究科の開設記念講演&パネルディスカッション「360°看護力で地域の健康を支え高める~知識から行動へ、そして実践から理論へ~」が6月6日、公江記念講堂で開催されました。
当日の様子をホームページの動画ニュースに掲載しました。


 訪問看護師の秋山正子さん(ケアーズ代表取締役 白十字訪問看護ステーション統括所長、暮らしの保健室室長、NPO白十字在宅ボランティアの会理事長)が「在宅ケアの不思議な力―どんなときでも、命は輝く―」と題して基調講演しました=写真左=。「がん患者の家族であったことが私の看護師の原点です」と話し、訪問看護サービスを受けるまでの流れや訪問看護の事例を紹介。「重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、医療・介護・予防・住まい・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築が重要です」と説明しました。

 パネルディスカッションでは、5人のパネリストが「地域の力を支え高める」をテーマにそれぞれの立場で発表を行いました=写真中・右=。
 まず、兵庫県健康福祉部健康局の西口久代・健康増進課長が、行政の立場から兵庫県の健康づくりの取り組みを話しました。続いて、兵庫県立塚口病院の箕浦洋子・副院長兼看護部長が地域病院の立場から、地域チーム医療と病院看護師に求められる役割を示しました。社会福祉法人 西宮市社会福祉事業団の山崎和代・訪問看護課課長は、訪問看護師が、住民が住み慣れた場所で最後まで過ごせる地域づくりを支える役割を担っていることを、実例を交えて話しました。
 公衆衛生学が専門で、本学の食物栄養学科の内藤義彦教授は、保健行政計画に関わる立場から「生活習慣病」を予防する健康づくりのリーダー養成について期待と課題を述べました。看護学科の寶田穂教授は看護教育の立場から、学生が地域の中で実習を経験し、多くの人にかかわることで成長し看護師となること。その上で地域や多様な場で活躍し、さらに学びを深めて地域や広く世界の力になるだろうと期待を込めました。
 その後秋山さんとパネラーが意見を交わし、看護師の仕事は広い知識と経験から学び、あらゆる方向(360°)の可能性がある仕事だとまとめました。
 最後に阿曽洋子学部長が「今日は多くの示唆にとんだ話を伺うことができました。どんな風に学生を育てていくか、生かしていきたい」と話しました。

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