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「第36回世界健康フォーラム2015・兵庫」が「誰もが健康長寿になれる」をテーマに開催されました。

2015/11/05

 「第36回世界健康フォーラム2015・兵庫」(主催:NPO法人 世界健康フロンティア研究会、共催:武庫川女子大学)が11 月 5 日、中央キャンパス公江記念講堂で開催されました。

 テーマは「誰もが健康長寿になれる―セルフケアで元気に長生きー」。
 はじめに、今年104歳になられた聖路加国際大学名誉理事長・名誉学長の日野原重明さんのビデオメッセージが披露され、「健康はチェックをするとともに実践することが大切。自分で日常の体温、体重、血圧を測って、自分の体をケアしてください」とアドバイスしました。
 次にUNESCOからのメッセージとして、前ユネスコ事務局長の松浦晃一郎さんが「学校を卒業し社会に出ても、定年後も継続して学び続ける生涯学習が健康にとって重要です」と話しました。続いて、静岡県教育委員会教育長の木苗直秀さんが、「健康寿命日本一をめざす―ふじ33(さんさん)プログラム静岡の歩みー」と題して講演、「平成24年度都道府県別健康寿命では男女総合で静岡県が第1位でした。その要因として緑茶の消費量が多く、海・山の幸など地場産品が豊富で、気候が温暖であることなどが考えられます」と分析しました。

 基調講演では、本学の栄養科学研究所長の福尾恵介教授が、「健康長寿を楽しむ食のセルフケア」をテーマに講演しました=写真左=。福尾教授は高齢者身体計測会で実施している栄養相談の事例を紹介し、「一人暮らしを始めた直後の高齢者は低栄養を起こしやすく、新たな病気発症の原因になります」「高齢者において意図しない体重減少は死亡リスクを高めます。体重は増えるより減る方がよいと考えている方が多く、体重減少に伴うリスクを自覚していないことが多い」となどと問題点を指摘しました。

 研究発表では、武庫川女子大学附属高校のスーパーサイエンスコース食育研究グループの3年生・宮川花凛さん、針生瑞貴さん、山本真由美さんの3人が「健康は未来への贈り物」と題して、運動部に所属する大学生約100人の食育健診で得られたタンパク質摂取量などのデータをもとにした実験の結果や分析を報告し、来場者の注目を集めました=写真右=。
 続いて、全国トップレベルの武庫川女子大学附属中学校・高校コーラス部が、合唱曲「プリンセスメドレー」「『女に 第1集』より『未生―誕生』」を披露しました=写真中=。

 後半は、千葉商科大学教授の宮崎緑さんがコーディネーターになり、女優の生田悦子さん、ジャズシンガーの綾戸智恵さん、京都大学大学院人間・環境学研究科教授の森谷敏夫さん、木苗直秀さん、武庫川女子大学国際健康開発研究所所長の家森幸男さんの5人が、「セルフケアで元気に長生き」をテーマにパネルディスカッションを行いました。

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