武庫川高等女学校1期生の吉野喜美子さんが、創立時の学校や学生生活の様子を学生に語りました。
2016/05/09
共通教育科目「本を編む 入門Ⅰ」の授業で、武庫川学院創設の昭和14年(1939年)に武庫川高等女学校に入学した第1期生の吉野喜美子さんが5月9日、ゲストスピーカーとして教壇に立ちました=写真右=。
吉野さんは現役の書道家で、自宅などで書道教室を開き指導しています。吉野さんは女学校2年生の時に習った書道の先生の魅力的な授業に触れ、「先生は私が書いた作品を朱で直してくださるだけでなく、手本を一人ひとりに書いてくださいました。それが書を好きになった理由の一つです」と語りました。武庫川学院創設のキャンパスの様子やテニス部でのエピソードなどについても話しました。また、卒業後に西宮空襲に遭ったことについても語りました。
学生は「高等女学校での一番の思い出は何ですか」「自分の書の作品でお気に入りは何ですか」など積極的に質問をしていました=写真左=。