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「遊山箱」をテーマに女優の藤村志保さん、料理の服部幸應さん、脚本家の市川森一さんらと、三宅正弘・准教授が語り合いました。

2007/09/20

 生活環境学科の三宅正弘・准教授=写真右の左から二人目=が研究している遊山箱(ゆさんばこ)という伝統的な子供用のお弁当箱が、最近、四国で復活してきています。遊山箱は、かつて桃の節句の日に、ごちそうをつめて、それを持って友達同士で野山や海に遊んだものです。そのお弁当箱について、食育や子育てなどの視点からシンポジウム「遊山箱復活」(主催:徳島県・社団法人日本放送作家協会)が9月7日、徳島市の徳島県郷土文化会館で行われました=写真左=。

 このシンポジウムは、徳島県でこの秋に開催される国民文化祭・とくしま(おどる国文祭)のプレイベントとして、各界からの専門家が集まりました。パネリストは三宅・准教授のほか女優の藤村志保さん=写真右の右から二人目=、料理研究家の服部幸應氏=同左端=、日本放送作家協会理事長の市川森一氏、徳島県知事の飯泉嘉門氏で、司会の脚本家の羽田野直子さんとともに熱く語り合いました。

 服部先生は食育、市川先生は子育ての視点からお弁当箱への期待を述べられました。お二人は文部科学省の中央教育審議会で教育の提言を続けておられ、これからの教育や地域文化の中での、遊山箱の可能性についても話されました。

 三宅准教授は、遊山箱との出会いを話し、続いて「徳島の人々は遊山箱のことが話題になると、お母さんや家族への感謝の気持ちが噴きあがる」「遊山箱に熱い思いを抱いている」などと語りました。「まちづくり」が専門の三宅准教授は、まちづくりを考える時に、地域の人が愛情を持って地域の将来像を語り合えるテーマを見つけることが大切だと語り、遊山箱は5年間かかって徳島で見つけた、まちづくりの資源といいます。最後に「遊山箱は、お母さんや家族への感謝が詰まって始めて遊山箱である」と話しました。

 シンポジウムに続き、徳島の方々から募った、子供のころの遊山箱の思い出を、女優の藤村志保さんが朗読しました。ピアニストで作曲家の中村由利子さんの演奏に乗せて、戦前から戦中、戦後にかけての遊山箱を通した家族への感謝の気持ちが読まれ、参加者約500人が聞き入りました。

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