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武庫川学院創立80周年記念シンポジウム「女子大学の未来を拓く」を開催しました。

2019/10/05

武庫川学院創立80周年記念シンポジウム「女子大学の未来を拓く」(主催:武庫川学院)が10月5日、日下記念マルチメディア館メディアホールで開催されました。

開催にあたり山﨑彰副学長が「これからの女子大学の方向性や、女子教育のこれからについて議論の深まるシンポジウムにしたい」と挨拶。

 

第一部の基調講演は、はじめに昭和女子大学理事長・総長の坂東眞理子氏が「令和時代の女子大学の役割」と題して講演。「令和時代、女子大学が果たす役割について模索中です」と話し、社会の変化による女子大の役割の変化、昭和女子大学の変遷と現状、教育やキャリア支援の取り組みを紹介し、「女性に焦点をあてた女子大学の教育は、女性が超えなければならない課題を、どのように乗り越えていくか学生に考えさせることができます。人生の中で、一旦キャリアダウンしても改めてギアチェンジできることを示し、考え方を教えることができます」と語りました。

本学の瀬口和義学長は、「新しい女子大学の創造」と題し「基礎の教育がなければ新たな創造はできない」と話し、開学当初から時代のニーズを先取りしつつ歩んできた武庫川女子大学の変遷と現在の取り組みを披露し、「総合大学として学部学科、研究所やアメリカ分校などが連携することが重要。より自由な女子大学になるよう、外部にも開放して色々な学びや活動のできる場にしていきたい。人材育成やリカレント教育、女性活躍分野の開拓にも取り組んでいきたい」と新たな取り組みに触れました。

 

第二部のパネルディスカッションでは、話題提供として松本美奈氏(Qラボ代表理事、ジャーナリスト)から、女性活躍社会と言われる時代にありながら、女性に求められる妻や母としての役割、家事労働時間の問題を提示し、「女子大学は女性の人生を応援する大学。女性の地位向上を再定義する女子教育をどう考えるか。また、AIの導入やグローバル化で変化する雇用環境のなかで、学生の就職をどうサポートしていくのか。社会のマインドセットに対して、女子大学が何をしていくのかを考えていただきたい」と投げかけました。

本学大学院 臨床教育学研究科長 安東由則教授からは「女子大学でのリーダーシップ育成の可能性」をテーマに、アメリカのスミス・カレッジの取り組みなどを交えて、女子大学でスキルとしてのリーダーシップを身に付けることは重要となるが、日本の女子大の土台や核となりうるか、という今後の可能性への考えが提示されました。

これを受けて「求められる社会の変化への対応」「女子のリーダー育成」「女子大独自のカリキュラム、学修方法の開発」「女子学生の感性やニーズにあった環境整備、学生支援」「女子大学の地域貢献」などを論点として、具体的な取り組みやその成果、教育によって身に付けて欲しい力についてパネルディスカッションが行われました。

坂東氏は「女性が変われば社会が変わると考えています。チャレンジする女性を育成していきたい。今日の話から、まだまだ女性の方が勉強しなければならないことが多く大変だが、学生には健康でめげない人間性を育み、あきらめずに課題解決に向かう人になってほしい」と話しました。

瀬口学長は「女性活躍が期待される今、女子大の出番だと考えている。社会の中にあって、女子大が男性の教育も担っていく必要があるとも思う。また、女性に特化した教育を創出したい。高校生、大学生、卒業生すべてに、自分なりの夢を持ち実現のために学んでほしい」と語りかけました。

松本氏は「女性が女性に生まれてよかった、と言える社会になるために女子大から発信してほしい」と期待を寄せました。

最後に河合優年副学長が「教育改革は全大学のこととして待ったなしの課題。今日のシンポジウムでいただいた課題を具体的な改革につなげていきたい」と挨拶しました。

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