明けましておめでとうございます。学長と学友会総務委員長が新年のご挨拶を申し上げます。
2021/01/01
「ポストコロナ」の新時代に向け、女子総合大学の強みを生かし、「Withコロナ」の新しい生活様式に沿った、学びの環境を構築していきます。
武庫川女子大学
武庫川女子大学短期大学部
学長 瀬口 和義
新年明けましておめでとうございます。皆さまにおかれましては、健やかに新しい年をお迎えのことと、お慶び申し上げます。
昨年は、新型コロナウイルスの感染拡大で社会が揺れ動いた1年でした。コロナ禍は未だ終息には程遠い状況であり、本年も新型コロナウイルスとの戦いは続きます。
大学では昨年、卒業式、入学式が中止となり、緊急事態宣言が発令される中、5月から遠隔により授業をスタートさせました。後期からは遠隔授業と併用して対面授業を再開しました。後期授業が始まった9月16日、学生が登学し、キャンパスに活気が戻りました。この光景を見て、キャンパスに学生の姿があることの素晴らしさを再認識しました。
11月には、運動クラブで集団感染が発生しました。本学は、西宮市保健所の指導のもとで感染防止策の徹底を図り、感染を食い止めることができました。さらに再発防止のため、全ての学生・教職員に対して感染防止の意識と行動の徹底を呼びかけています。学生、保護者、地域の皆さまには、多大なご心配をおかけしましたことを、改めてお詫び申し上げます。
一方で、コロナ禍は社会を変革する契機となりました。
私たちは昨年来、全学を挙げて推し進めてきた「withコロナ」の新しい生活様式に沿った学びの環境を構築していきます。「ポストコロナ」という新しい時代に向けた迅速な対応が、大学としての社会的責任を果たしていくことなると、確信しています。
新型コロナ対策では、その一例になりますが、昨年11月2日、薬学部に新型コロナウイルスのPCRセンターを設置しました。学生や教職員の不安を解消し、安心安全な教育環境を確立するとともに最良の学修機会を保障するためです。本年から本格稼働しますが、いずれは近隣の方々や行政機関の要請にも対象を広げ、地域の安全安心に貢献してまいります。
本学は、武庫川学院創立80周年に合わせ、「一生を描ききる女性力を。」と題した「MUKOJO Vision 2019→2039」を公表しました。新たな時代に向かって、自らの意志と行動力で生涯を切り拓いていく実力を備えた個性輝く女性を社会へ送り出すという、強い決意を示したものです。
コロナ禍の今、女性の人材育成に本学が果たす役割と責任は、さらに増しています。私たちは新時代を見据え、女子総合大学の強みを生かして、教育と研究の質の向上に努め、社会の発展のため努力をしてまいります。皆さまのますますのご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
一歩ずつ前へ
学友会総務委員長 中嶋 真唯
（生活環境学部 情報メディア学科）
新年明けましておめでとうございます。
新型コロナウイルスの影響で、外出しづらい年末年始となりましたがいかがお過ごしでしょうか。昨年12月のクリスマス点灯式では、オンライン配信で行うという初の試みとなりましたが、たくさんの方にご参加いただき誠にありがとうございました。
私たち総務委員会は、学生が主体となり、先生方をはじめ職員の方々、地域の皆様に支えられながら運営している、学友会に所属しています。学友会は、運動部、文化部を取りまとめる運動部委員会、文化部委員会、大学の規律を守るように推進する厚生委員会、体育祭、文化祭が盛り上がるよう企画、運営をする体育祭実行委員会、文化祭実行委員会、そしてこれらの委員会を総合的にまとめ、快適な大学生活を送れるよう努力していく総務委員会の計6委員会で構成されています。
昨年は新型コロナウイルスの影響で、前期が登学禁止を余儀なくされるなど、思い描いていたキャンパスライフが送れていないという人が多いかもしれません。昨年は実施できませんでしたが、今年は文化祭や体育祭など、コロナ禍でもみなさんの学生生活が少しでも楽しく充実したものになるよう、新しい形で開催できるようにしていきたいと考えています。
私たち令和３年度学友会総務委員会は「Step Forward」というスローガンを掲げています。昨年の先輩方がコロナ禍において、様々なことを変えてくださったことを土台として、一歩ずつ着実に進んでいき、武庫女をより良くしていくことに尽力いたします。
みなさんもこのような状況下ではありますが、一歩ずつ前に進んで大学生活を有意義で、思い出に残るようなものにしていきましょう。
最後になりましたが、皆様にとってこの1年が素敵な1年になりますようお祈り申し上げます。
