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音楽を通じてアジア諸国の魅力を知ってもらおうと、「アジア思国歌(くにしのびのうた)コンサート」が開催されました。

2007/11/11

 歌や楽器演奏を通じてインドネシア、タイ、ミャンマーの魅力を知ってもらおうと、「アジア思国歌(くにしのびのうた)コンサート~共に歌えば心が開き、あたたかい風が流れ込んでくる~」が11月11日午後、本学上甲子園キャンパス「甲子園会館」で開催され、約70人の観客がアジアの音楽に酔いしれました。
 
 このコンサートは本学音楽学部の有志の学生で構成する「武庫川社会音楽研究会」が中心となって企画しました。学生たちは、アジアの青年を招いて農業・保健衛生・洋裁・栄養などの研修を行っている(財)PHD協会(Peace,Health & Human Development)に今年4月、協力を依頼。インドネシア、タイ、ミャンマーの研修生らに各国の生活の様子を聞いたり、歌を歌ってもらったりしながら、アジア諸国の文化について理解を深めてきました。また、タイやミャンマーでは、親から子どもに歌い継がれるだけで、楽譜がない曲もあり、学生たちは研修生に歌ってもらった歌を譜面におこしたり、歌詞の意味を学んで、日本語の訳詞をつけたりしてコンサートの準備を進めてきました。

 第一部では、PHD協会の研修生ヘルマ・イェニさん(インドネシア出身)、チャユーさん(タイ出身)、ティダさん(ミャンマー出身)を招いて、それぞれの出身村の風景や生活の様子をスライドで紹介。次に、学生らが研修生と一緒に、民族楽器の演奏家として活躍されている若林忠宏氏の演奏で、「ブンガワン・ソロ」(インドネシア)、「太陽のうた」(タイ)など各国の愛唱歌を現地の言葉や日本語で披露しました=写真=。学生は来場者に3国の歌に親しみをもってもらうため楽譜を用意し、会場の方と一緒に「楽しい学校」(ミャンマー)などを歌いました。

 第二部では、畑儀文・音楽学部教授が「ふるさと」を独唱し、日本の歌の魅力を伝えました。最後はこのコンサートが研修生の思い出に残るようにと、出演者と来場者約100人がいっしょになって、アジアの楽器シタールの伴奏で「赤とんぼ」を大合唱しました。

 このコンサートの企画に携わった音楽学部3年生・橘彩織さんは「インドネシア、タイ、ミャンマーの3グループに分かれて準備をしてきました。研修生に歌ってもらった歌を譜面におこすのは、たいへんでしたが、いい勉強になりました。このコンサートを機会に、アジアの音楽について、もっと学んでいきたいと思います」と感想を話しました。

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