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留学マニュアル、美しい日本の音、絵本、四季の野遊び……。卒業生の著書が続々と出版されています

2008/01/15

 本学の卒業生5人の著書が2007年春から年末にかけて相次いで出版されました。日本語を考察したものや幼児教育に関するものなど幅広いジャンルの本がそろい、卒業生がさまざまな分野で活躍していることを物語っています。

「在米心理カウンセラーが教える 留学サクセスマニュアル」(株式会社アルク)=大学薬学部のOG角谷紀誉子さん(1985年卒)=角谷さんは現在、アメリカでソーシャルワーカーとして活躍中です。本学卒業後、企業勤務を経て、アメリカ・ニューヨークのハンターカレッジ大学院に留学。現在は、ワシントン州認定ソーシャルワーカーとしてシアトルでオフィスを開業、多くのクライアントをケアしておられます。同書は、角谷さん自身の留学の経験や多くの留学生、留学経験者などの体験から、アメリカ留学で日本人が直面するだろうストレスや精神的問題とその対処について「サバイバル心理学」としてまとめられています。
 例えば「留学目的の設定」「カルチャーショック」「英語のストレス」「友達」「恋愛」「家庭の問題」「ストレス解消法」など留学前、留学直後、留学中と順を追って、具体的な事例とアドバイスが豊富に書かれています。

「耳を澄ませば聴こえてくる音の日本語」(PHP研究所)=短大国文科のOG山下景子さん(1979年卒)=作家の山下景子さんの著作は同書で6冊目です。擬音語は日本語の特徴のひとつです。昔の人は、鳥や虫、動物の鳴き声を言葉として聞いていました。「千代千代」「寝う寝う」「そよそよ」「沈沈」「東天紅」…。そんな美しい「音」を心で聴きとめ、解き明かしています。
 山下さんは、これまで、「美人の日本語」「美人のいろは」「美しい暦のことば」「しあわせの言の葉」「花の日本語」を出版されました。どの本でも、季節や暦、花など、それぞれのテーマで集めた、伝えたい、残しておきたい言葉の数々が紹介されています。

「やおろず」(イースト・プレス)=大学日本語日本文学科のOG宮下 渚さん(2005年卒)=宮下さんは、「古戸マチコ(こと・まちこ)」のペンネームで、ホームページ「へいじつや」でさまざまな小説を公開されています。同書はそのオリジナル小説サイトに掲載された連作短編が書籍にしたもので、平凡な女子高校生と21世紀を生きる個性豊かな”神さま”との奇想天外な物語です。
 宮下さんは「こんな神さまがいたらいいな。楽しいだろうな」という光景を描いてみました。この本を読んで、ご近所や家の中にある祠(ほこら)や道祖神、お地蔵さんたちを、これまでとは違った見方で感じていただければと思います」と語っています。

絵本「Cocktailカラフルなココ」(新風舎)=短大英語学科のOG大南優子さん(2002年卒)=可愛いイラストとともに「とにかく一歩進むことから始めよう」など、前向きな言葉が綴られています。大南さんは「日常の中には、小さな幸せがたくさんひそんでいて、それにどれだけ気付くことが出来るかで、カラフルな時間を過ごせるかが決まる。そんな気付きのきっかけとなる本を届けたいという思いで出版しました」と話しています。

「たのしい野遊びカレンダー 不思議発見」(共著、かもがわ出版)=大学教育学科のOG岩井明子さん(1985年卒)=奈良女子大附属幼稚園に勤めている岩井さんが、4人の著者とともに著しました。春は「ツクシとスギナ笛を作ってみよう」など、四季折々の野遊びをイラスト入りで紹介しています。

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