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【活躍する卒業生37】エム・シーシー食品株式会社 人事総務チーム 東星来さん(情報メディア学科2023年卒)

2023/10/31

学生時代、ゼミで取り組んだ「エム・シーシー食品(以下MCC)」との共同研究で、キッチンカーの運営を提案した東さん。卒業後、そのキッチンカーの導入が決まり、MCCの社員として期間限定で母校に出店を始めました。2度目の出店となった10月末は「ロコモコ丼」を中心に3日間、販売し、東さんは食品の温めや盛り付けに忙しく働きました。集客や会計はゼミの後輩たちが担当。世代を超えたゼミの連携で期間中、お昼時は連日、学生が列を作りました。

 

神戸に拠点を置く食品メーカーMCCは「100時間かけたビーフカレー」で知られる一方、企業としての認知度不足が課題でした。2021年度、情報メディア学科(現社会情報学部)の赤岡ゼミと平井ゼミに呼びかけ、認知度アップと商品のファン層拡大を目指して共同研究をスタートしました。

 

平井ゼミに所属していた東さんは4年生だった昨年、MCCとのコラボを先輩から引き継ぎました。ちょうど、“推し活と地域活性”をテーマに卒業論文に取り組んでいたころ。卒論で設定した「アイドルを推すように店や企業を推せば認知度が上がり、波及効果があるのでは」という仮説を、MCCの課題解決に応用。対面で店と客の接点が作れ、認知のきっかけになるキッチンカーを提案しました。

 

「キッチンカーならどこにでも出向いて販売できるし、ロゴを車体につければ走るだけで広告になる。一度、接点ができると企業名や商品が目に留まる機会が増え、購入につながるはず」。

 

東さん自身、もともとMCCを知らなかったけれど、共同研究を通しておいしさを知り、スーパーの棚に並ぶMCC商品に目がいくようになったそう。「コラボで出会った企業の方々の人柄にもひかれ、すっかり商品と会社のファンになりました」と、“接点”の大切さを強調します。

 

日ごろは本社で来客対応や広報に携わる東さん。「学生時代に企業とコラボする機会があったことで、社会人として基本的なことを学ぶことができ、スムーズに社会に出ることができた気がします。卒業してもキッチンカーを通して、母校とつながっているのがうれしいですね」と話しています。

 

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