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生活環境学科の学生のアイデアを取り入れた打出教育文化センター(芦屋市)がリニューアル。学生が制作したイメージキャラクター「うちもん」もお目見えしました。

2024/04/11

English below. 

 

生活環境学科の学生たちのアイデアを取り入れた芦屋市の打出教育文化センター「うちぶん」と打出公園が4月1日、リニューアルオープン。オープニングイベントで、学生がデザインしたイメージキャラクター「うちもん」や、リニューアルを目指して取り組んだ学生たちのプロジェクトの活動記録を展示しました。


通称「おさる公園」と呼ばれる打出公園と、打出教育文化センター「うちぶん」を芦屋市が一体として再整備する計画にあたり、生活環境学科まちづくりコースでは、「フィールドデザイン演習Ⅲ」(2022年度前期)の授業で、『うちぶん×ムコジョ「みんなでつくろう!まちのいばしょ」』プロジェクトを立ち上げました。リニューアルする「うちぶん」が「あらゆる世代の人にとっての居場所」となることを目標に、共用エリアや貸室の再整備に向けたアイデアを出し合い、2 回の市民ワークショップと参加型イベントを通して、芦屋市に対して5 つの提案を行いました。また、八束伶奈さん(当時、生活環境学科2年)が打ち出の小槌と「猿の檻のある公園」として親しまれた打出公園の伝承を取り入れたイメージキャラクター「うちもん」をデザインしました。

 

学生たちの提案の中から実現したアイデアは① シェアキッチンの導入(災害時の非常食づくりや食の教育を通じた多世代交流の推進)② イメージキャラクター「うちもん」を活用したPR③貸室や図書館の利用ルールの変更(本を館外でも閲覧可能にしたり、飲食を一部可能にしたり、柔軟なルールに変更)④ 打出公園の伝承”猿の檻”を継承するギャラリーの設置⑤ 打出公園に、飛び出し注意の看板設置。

このうち、飛び出し注意の看板は、芦屋市出身の小説家・村上春樹さんのデビュー作「風の歌を聴け」に出てくる一場面(「僕」と「鼠」が打出公園に車を突っ込み、檻の中の猿が驚くというシーン)をイメージしています。


オープニングイベントでは、「うちもん」を描いたエコバッグや缶バッジが来場者に配られ、早くも「うちもん」がPR効果を発揮していました。

「うちもん」をデザインした八束さんは、「デザインしたキャラクターを看板やチラシ、ノベルティなどに使用いただき、信じられないような嬉しい気持ちでいっぱいです。これからもキャラクターを活用いただき、地域の人に愛されるうちぶんになっていってほしいと思います」と話しています。

授業を担当した伊丹康二准教授は「学生が、多くの市民や関係者と話し合いながら練り上げた提案を、芦屋市が、一部条例を改正してまで実現いただいたことに感謝しています。新しくなった「うちぶん」が、これまで以上に多くの地域の皆様に愛され、地域の交流拠点として発展することを願っています」と話しています。

 

In the plan to redevelop Uchide Park, commonly called "Osaru Park," and Uchide Education and Culture Center "Uchibun" as a single entity by Ashiya City, the Urban Planning Course of the Department of Life and Environment conducted the "Uchibun x Mukojo 'Let's create together' project" in the "Field Design Seminar III" class (the first half of FY2022)! Machi no Ibasho" project in the "Field Design Exercise III" class (first semester of FY2022). With the goal of making the renovated "Uchi-bun" a "place for people of all ages," the students exchanged ideas for the redevelopment of common areas and rental rooms, and through two citizen workshops and participatory events, made five proposals to Ashiya City.

At the opening event, eco-bags and badges depicting "Uchimon" were handed out to visitors, and "Uchimon" was already showing its PR effect.

Ms. Yatsuka, who designed "Uchimon," said, "I am incredibly happy that our design has been used on billboards, flyers, novelties, etc. We hope that the character will continue to be used by local residents. I hope that the use of the cartoon character will continue in the future and that Uchimon will be loved by people in the community," she said.

Associate Professor Koji Itami, who was in charge of the class, said, "I am grateful that Ashiya City has revised some of its ordinances to implement the proposal that was developed by the students through discussions with a large number of citizens and other related parties. I hope that the new Uchibun will be loved by more local residents than ever before and that it will develop as a center of interaction in the community.”

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