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いけばなで磨く建築センス―。華道界のプリンス・笹岡隆甫氏が建築学科の学生に大作「いけばな」を指導した様子を動画ニュースで紹介しました。

2008/06/16

 海外や雑誌・テレビなどで活躍中の華道「未生流笹岡」次期家元の笹岡隆甫氏が6月14日午後、上甲子園キャンパスの庭園で建築学科1年生の学生54人に大作の「いけばな」を指導しました。この様子を動画でも紹介しました。ホームページ表紙左下の「動画ニュース」をクリックして、ご覧ください。

 本学建築学科では、建築設計に必要な感性を磨き、建築空間の構成や風景のデザインに必要な基礎的能力を養うことを目的に日本の伝統的な芸術でもある「いけばな」の演習を行っています。学生たちは、本学の非常勤講師を務めている笹岡氏に4回にわたって指導を受けてきました。今回はその総まとめとして大作いけばなを制作しました。

 学生らは6つのグループに分かれ、事前に高さ約1.8メートルの大きな花器をそれぞれ選び、キャンパス内のどの場所にセットするかを決めました。昨年、一昨年は雨が降り、昨年は甲子園会館内、一昨年は建築スタジオ館内での演習になりましたが、今年は晴天に恵まれ、庭園や池のほとりで制作。学生たちは約1時間半かけて、全体のバランスを見ながら色とりどりの花や木の枝をいけこんでいきました=写真・中=。笹岡氏は精力的に学生を指導して回り、「この枝の向きを正面に向けたほうがいいよ」などとアドバイスすると、学生らも「なるほど」と耳を傾けていました=写真・右=。

 制作後の講評会では、全員で作品の一つずつを見て回り、笹岡氏は学生たちが設定した場所と花との調和具合や、周りの景色や建物を生かした空間の使い方、学生たちが用いた技法などについて講評=写真・左=。最後は「上手に入りました」と学生らの作品を褒めていました。

 最後に学生らは自分たちの作品をスケッチし、空間をデザインする技術を磨きました。

 今日の授業は一般公開され、訪れた人たちは写真に撮るなどして見学していました。また、関西テレビ京都チャンネル放送(CS放送)も演習の様子を撮影。「素顔のプリンス~百花繚乱 未生流笹岡隆甫のすべて~」という番組(7月以降放送予定)の笹岡氏の活動を紹介するコーナーで放映される予定です。

 大作いけばなの制作の様子や学生の作品はこちらの建築学科のページでご覧いただけます。

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