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本学と関西の特色ある4私立・国立大学が連携して、新しい学際領域「臨床医工学・情報学・高度人材養成」の教育システムを構築します。

2008/11/24

 関西の特色ある5大学、奈良先端科学技術大学院大学・大阪電気通信大学・大阪薬科大学・関西大学・武庫川女子大学が連携して、新しい学際領域「臨床医工学・情報学・高度人材養成」の教育システムを構築します。この事業は武庫川女子大学が代表校となり、文部科学省から「戦略的大学連携支援事業」に指定されました。

 事業の最初の取り組みとして、11月24日に大阪大学中之島センターで「第1回地域再生システム論シンポジウム~医療・福祉からみた 関西の地域再生と人材育成」が開催、前日の23日は5大学の学長、副学長らが参加して、リーガロイヤルホテル大阪で「5大学連携支援事業発足記念会」=写真右=が開かれました。

 この領域は21世紀の医療・医薬開発や健康福祉の発展に必須で、地域再生に寄与すると期待されていますが、現状は各分野の連携はなく、適切な教育体制はありません。5大学は平成21年度に、各大学が得意な分野を生かして、学生を対象にした共通講座を開設します。講座は当面は各大学で開設、将来的には大阪の中心部に専用施設を開設する予定です。さらに医療に関するプログラムについては、大阪大学など近畿の14大学・研究・医療機関で組織する「コンソーシアム関西」に実施を委託します。

 23日の事業発足記念会では、糸魚川直祐・武庫川女子大学長、安田國雄・奈良先端科学技術大学院大学長、都倉信樹・大阪電気通信大学長、千熊正彦・大阪薬科大学長、越智光一・関西大副学長=写真中の左から順=が勢ぞろい。代表校の糸魚川学長=写真左=が「日本は科学技術は一流ですが、人材育成に関しては遅れています。特色のある関西の5大学が連携して、教育システムを構築するのは極めて有意義なことです。21世紀は、この分野の発展なくしては存続しません」と、連携事業の意義を強調しました。

 24日のシンポジウムでは、倉智嘉久・コンソーシアム関西会長(大阪大MEIセンター長)が開会あいさつ。本学生活環境学部長の瀬口和義教授が「戦略的大学連携とコンソーシアムによる地域人材育成」の演題で、本学高齢者栄養科学研究センター長の福尾恵介教授が「新しい栄養支援システム(NST)構築による地域高齢者再生の試み」の演題でそれぞれ講演しました。

[事業の概要]この事業は本年8月に文部科学省から「戦略的大学連携支援事業」に指定されました。奈良先端科学技術大学院大学は情報学や生命科学、大阪電気通信大学は情報工学や医療福祉工学、大阪薬科大学は薬学、関西大学は工学や生命科学、武庫川女子大学は栄養や薬学など、それぞれが得意な分野を生かして連携し、高度人材育成プログラムを開発します。
 このプログラムでは、科学哲学や職業倫理などのリベラルアーツ教育、地域を再生させるシステムを作る社会教育、女性の細やかな感性を生かす理系女性人材育成などを行います。そして、「臨床医工学・情報学」領域で活躍する医師、看護師、薬剤師、創薬研究者、栄養管理士、社会福祉士、保健師、医療機器開発者、臨床工学技士、理学療法士らの職業人を育てます。

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