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関西5大学連携事業が本格始動―。理系分野で活躍する女性育成について考えるシンポジウムが本学で開催されました。

2009/01/21

 理系分野での女性の活躍について考える「第1回理系女性人材育成シンポジウム 理系女性が社会で活躍するために」が1月21日、中央キャンパスのメディアホールで研究者や学生・生徒など約100人が参加して開催されました。このシンポジウムは、文部科学省から戦略的大学連携支援事業に採択された本学を代表校とする関西の5大学(武庫川女子大学・奈良先端科学技術大学院大学・大阪電気通信大学・大阪薬科大学・関西大学)による「広域大学連携による『臨床医工学・情報学』高度人材育成システムの構築事業」の主催で行われ、同事業にとって最初の本格的活動となります。

 第1部では、大河原量学院長と糸魚川直祐学長のあいさつにつづいて、福尾恵介・食物栄養学科教授が「5大学連携支援事業における理系女性人材育成の目標設定」と題して、事業の概要を説明=写真=。福尾教授がセンター長を務める本学の高齢者栄養科学研究センターとの連携や、女子大学院生を支援スタッフとして採用して、理系分野を目指す中高生に女性研究者のロールモデルを提示するなどの構想が紹介されました。また、本学附属中学校・高等学校のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)推進委員会委員長・北川英基教諭は、文部科学省からの指定3年目を迎えるSSHクラスの取り組みやその成果を報告。生徒が大学レベルの実験技術を身に付けていることなどが紹介されました。

 2部・3部でも大学、医療機関、企業などで活躍するメンバーが講演し、女性人材育成の目標や優秀な理系女性が社会で活躍するために必要な課題について活発な議論が交わされました。

<広域大学連携による『臨床医工学・情報学』高度人材育成システムの構築」事業>
 2008年8月、文部科学省から「戦略的大学連携支援事業」に指定。5大学が特色を生かして連携し、高度人材育成プログラムを開発します。
 このプログラムでは、科学哲学や職業倫理などのリベラルアーツ教育、地域を再生させるシステムを作る社会教育、女性の細やかな感性を生かす理系女性人材育成などを行います。そして、「臨床医工学・情報学」領域で活躍する医師、看護師、薬剤師、創薬研究者、管理栄養士、社会福祉士、保健師、医療機器開発者、臨床工学技士、理学療法士らの職業人を育てます。

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