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薬や生命にかかわる科学者を目指す健康生命薬科学科の1期生が、卒業研究の成果を発表しました。

2010/02/26

 薬学教育制度の改革によって新設され、完成年度を迎えた健康生命薬科学科(4年制)では、1期生26人の4年間にわたる教育成果の集大成となる卒業研究の公開発表会=写真=を2月24日に開催しました。

 学生たちは、薬学研究者などの薬や生命にかかわる科学者の育成を目指した教育を受け、3年生の秋から薬学部の各研究室に所属して、スタッフや大学院生の指導を受けて研究に打ち込んできました。研究のテーマは「冬虫夏草成分 cordycepinによる抗癌作用機序の追及」「注射剤の配合変化に関する研究」「病態時におけるプロスタグランジン・トランスポーターの発現変動とその意義」など多彩です。その研究の成果をパワーポイントによるスライドを駆使して、決められた時間内に分かりやすく発表しました。

 会場となった薬学部大教室は、薬学部の教員と健康生命薬科学科の学生を中心とする多くの参加者で埋まりました。発表会は夕方にまで及ぶ長丁場となりましたが、参加者は個々の発表に熱心に聴き入り、活発な質疑応答が行われました。

 発表者の学生たちは、聴衆で埋まった大きな会場の雰囲気に動じることなく、落ち着いて研究成果を発表し、質問に対しては立ち往生することもなく丁寧に応答していました。
 
 今年卒業する1期生たちは、その大部分が大学院に進学して研究を続けることが決まっています。この発表会の経験が大学院に続く研究に対する自信になります。また、就職が決まって社会に出る人たちにとっても、課題を成し遂げたという達成感が大きな自信となります。問題を解決する能力は講義だけでは養うことはできません。今回の発表を含めた卒業研究は、1期生の今後の活躍に対する貴重な体験となりました。

 会場の雰囲気や研究題目など、さらに詳しい内容については、薬学部ホームページをご覧ください。(健康生命薬科学科長・吉田雄三教授)

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