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音楽学部の畑儀文教授が瀬戸内の離島の子どもらを招いて『島の音楽会』を西宮市で開催。過疎化に悩む島を歌で応援しました。

2011/02/27

 音楽学部の畑儀文教授が瀬戸内海の離島4島の小・中学生らを招待して『島の音楽会スペシャルコンサート~うた★島めぐり』を2月26日午後、兵庫県立芸術文化センター(兵庫県西宮市)で開催しました。学校に1~数人しかいない離島の子どもたちは、畑教授の指導で約1800人の観客の前で大きな声で合唱、みんなで歌う楽しさを体一杯に感じました。
 ※この音楽会は、27日夕放映のの毎日テレビ「報道特集」と、翌27日付の神戸、読売両紙の阪神版で紹介されました。

 畑教授は「離島の子どもたちにも合唱の楽しさを伝えたい」と、10年前から過疎の離島にある小学校・中学校を訪問、歌の指導をし、2009年と2010年に備前市の大多府島に、離島の小中学生を招いて「島の音楽会」を開催しています。今回は、その集大成として、音楽会を企画しました。

今春に休校になる分校の子ども出演
 この日は山口県岩国市立柱島中学校、岡山県玉野市立胸上小学校石島分校、愛媛県松山市立興居島小学校釣島分校、香川県丸亀市立小手島小学校の4校の生徒や児童ら12人が参加する予定でしたが、前日に釣島分校の7人がインフルエンザにかかり欠席。子どもは5人の出演となりましたが、元気いっぱいに歌いました。

 今回のテーマソングは「椰子の実」。第一部は、畑教授の「椰子の実」の独唱=写真右=で幕が開きました。続いて参加校の生徒・児童らが順番に島を紹介し、それぞれの校歌を斉唱=写真中=。柱島中3年の稲田祐太君は「僕は合唱が好きですが、学校に生徒は一人しかいないので、合唱は出来ません。今日は、みんなと一緒に歌えてうれしいです。この春に僕が卒業すると、138年の歴史のある柱島中学は生徒がいなくなり、休校になりますが、今日は一生の思い出になります」と話しました。石島分校も児童は5年の土手大輔君一人だけで、来春に土手君が卒業すると、休校になることが決まっています。
 釣島分校の7人はステージのスクリーンに映し出された映像で「僕たちは仲良しだから、みんな一緒にインフルエンザにかかりました。出演出来ないのは残念だけど、みなさんは頑張ってください」とメッセージを送りました。
 続いて、「椰子の実」の作曲者の故・大中寅二氏が所有していた足踏みオルガンの演奏、テノール歌手の李広宏氏の独唱がありました。

 第二部は、一部の出演者全員にモザールマンドリンオーケラも加わり、総勢200人近くで音楽劇「椰子のぼうやの冒険」が演じられました=写真左=。離島の子どもたちがナレーションを務め、最後は会場の観客も一緒になって「椰子の実」を歌い上げました。
 終演後、会場からは大きな拍手が沸き起こり、「ブラボー」の声も飛び交い、中には感激して涙ぐむ人もいました。

島の魅力を歌を通じて伝えた!
 終演後にテレビ局のインタビューがあり、島の子どもたちは「こんなに大勢の人の前で歌えるのは一生に一度のことだと思います。感激しました」「いろんな人と一緒に舞台に立てて、うれしかったです」「とても緊張しましたが、島のことはしっかり伝えられたと思います」などと、にこやかに答えました。

 畑教授は「島の魅力を、歌を通じて子どもたちと一緒に伝えようと、この音楽会を企画しましたが、その通りになりました。島の過疎化は深刻な問題ですが、歌で少しでも元気になっていただければと願っています。これからも、歌を通じて島を応援し続けます」と話しました。

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