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活躍する卒業生40 大塩由起さん(文学部日本語日本文学科2019年卒) フリーアナウンサー

2023/12/02

TBS系列「テレビユー山形」の局アナとして、人気バラエティ番組「どすコイやまがた」のメインMCをはじめ、4年間、活躍しました。この秋、拠点を東京に移してフリーアナウンサーとして本格的に活動を始めたばかり。新たな出発を機に母校を訪れた大塩さんに思いを聞きました。

 

徳島で自営業を営む両親が地元テレビ局の取材を受けている姿が原体験にあるという大塩さん。「視聴者との距離の近さが素敵に見えて、幼いころからローカル局のアナウンサーになる、と決めていました」。武庫川女子大学に進学したのも「四国放送の憧れのアナウンサー(佐藤旬子さん)が武庫女出身」であることが決め手になりました。

 

大学1年のとき、サンテレビガールズ47期として1年間活動したことが、アナウンサーへの助走となりました。「自分が誰かを応援できている、力になれている、という実感があり、思い描いたローカルアナを疑似体験できたのが大きかったですね」。就活でも軸は揺るがず、岩手から岡山まで各地方局にエントリーし、夢を叶えました。

 

局アナ時代はカメラ片手に一人で突撃ロケもこなしました。局に戻れば編集、原稿づくり、番組が始まれば、スタジオでMCの顔に。「生放送では毎回、心臓が飛び出るほど緊張しました。トークを盛り上げつつ、誤解を招く表現は避ける。その両立は常に自分との闘いでした」。

 

そんなフル稼働の日々が自信となって、独立の決意につながりました。「山形ではどこに行っても『アナウンサーさん』と声をかけられ、みんなの孫のようにかわいがってもらいました。ただ、局アナだからできることが多い反面、局アナだから制限されることも多い。時間の使い方も発信する媒体も、もっと自分らしくカスタマイズしたくて」。現在は事務所に所属してイベントのMCなどをこなし、テレビ番組も決まりつつあります。

 

卒業以来の母校で、ゼミの恩師である山本欣司教授に再会し、1時間以上、近況を報告しました。「絶対アナウンサーになる」と言い続けた教え子のその後を、恩師も気にかけていました。「近代文学の難解な部分を霧が晴れるように解釈してくれた先生の講義は忘れがたい。日文で磨いたことばの力、表現力は自分の引き出しを豊かにしてくれています」と感謝を語る大塩さん。夢のその先を尋ねると「ずっとアナウンサーでい続けたい。そして後輩たちの夢を後押しできる先輩アナになりたいですね」と、明快に言い切りました。

 

写真3、4枚目は局アナ時代の大塩さん

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