学会の概要

学会の案内

学会の目的
 癌療法,院内感染などの環境汚染に関する問題、臨床栄養療法など注射剤に関するあらゆる問題を検証して,社会への貢献を目指すこと検証して,社会への貢献を目指すこと
主な活動内容
  • ・ 日本注射薬臨床情報学会の開催
  • ・ 日中韓合同注射薬臨床情報学シンポジウムの開催
  • ・ 学会誌の発行
日本注射薬臨床情報学会誌第1号

趣意書

 本学会の趣旨としては,基本的には癌療法,院内感染などの環境汚染に関する問題など注射剤に関するあらゆる問題を検証して,社会への貢献を目指すことです。
 加えて数年前から取り組んでいる臨床栄養療法の分野における薬剤師の役割をさらに展開させることを考えております。
 それは,臨床栄養療法分野での薬剤師としての専門性を提示しつつ,NST(Nutrition Support Team)の一員として患者さんへのサービス方法を考えていこうということです。
 本学会が社会へ大きく貢献した事項としていくつかあります。
 その一つは注射剤の配合変化予測の考え方を医療の場に提供したことです。
 二つ目は,抗酸化剤として用いられている亜硫酸塩が,いくつかの注射剤の加水分解を促進することを実証したことです。
 三つ目はポリ塩化ビニル(PVC)の可塑剤であるDEHPが環境ホルモンとして問題になっている時に,点滴のチューブの素材をPVCから非PVCにしようと提案したことです。
 四つ目は,注射剤あるいはデバイスに由来する微小異物を提示し,その除去としての輸液フィルターの有用性を訴えていることです。
 五つ目は,抗がん剤によるケミカルハザードの問題を提示し,薬剤調製時の防御について啓蒙しております。
このように本学会では注射剤に関わる問題点について,医療従事者に限らず、企業研究者、大学研究者それぞれの立場から問題提起し、議論を深め自由な意見交換のできる有益な学会であると考えております。

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