ロゴ

2026.4.1 現在

教員情報詳細

羽生 紀子(ハニュウ ノリコ)
ハニュウ ノリコ 羽生 紀子 Noriko Hanyu
所属名称

文学部 日本語日本文学科

資格

教授

学位

博士(文学), 修士(国語国文学), 学士(国文学)

研究分野

日本近世文学, 日本出版文化史

キーワード

井原西鶴, 浮世草子, 出版文化

メールアドレス
  • 研究室
  • hanyuアットマークmukogawa-u.ac.jp
教育研究業績書

https://www.mukogawa-u.ac.jp/gakuin/gyoseki/pdf/id_61173.pdf

井原西鶴の浮世草子/江戸時代の出版文化

元禄時代に上方で活躍した文豪・井原西鶴を研究しています。西鶴は、商業出版を前提として創作活動を展開した日本最初期の職業的作家であり、文学と出版メディアとの関係を考える上で、きわめて重要な研究対象です。近世文学は、古典文学であると同時に、商品として刊行され、流通し、広く読者に受容された「出版文芸」でもあります。その意味で、近代以降の文学や現代のメディア文化にもつながる側面を有しています。

私の研究では、西鶴の作品を作者個人の創作としてのみ捉えるのではなく、書肆(版元)、出版地、流通、読者層など、作品を生み出し社会に送り届けた出版環境との関係から検討しています。文学作品の内容や表現が、作者の構想だけでなく、それを媒介する出版の仕組みや同時代社会の価値観とどのように関わって形成されたのかを、具体的な作品分析を通して明らかにすることを目指しています。こうした研究は、情報や表現が、発信者だけでなく、それを媒介し流通させる仕組みによっても形づくられるという問題を歴史的に考え、現代の出版文化やメディア環境を相対化する視座にもつながるものです。

現在は、『本朝桜陰比事』『武道伝来記』など、西鶴の中期から後期にかけての作品を中心に研究しています。これらの作品における典拠の利用や作品相互の関係、善悪・正道・忠義といった価値観の表現を丹念に読み解きながら、西鶴が出版文芸としての作品をどのように構想し、読者に提示したのかを考察しています。西鶴作品の奥行きは深く、その全容を捉えるにはなお遠い道のりですが、作品の細部に即した検討を積み重ねることによって、西鶴文学と近世出版文化の特質を明らかにしたいと考えています。
researchmap https://researchmap.jp/read0122267

キーワード検索

選択しているジャンル

選択をクリア

選択されていません。